腰痛とおさらば!自力で骨盤を立てる座り方とは

こんにちは!
腰痛改善施術開発(ようつうかいぜんせじゅつかいはつ)に心血を注ぐ、 ごきげんストレッチのタマノです。
先日、1年近く足繁く当店に通って頂いているS様から、「7月に引っ越します。」と打ち明けられました。
引っ越し先は当店からは遠いので、もうあまりご来店頂けなくなるかと思うとツーーンと寂しい気持ちがしたのではありますが、引っ越しの理由が「他社からの引き抜き」と伺い一気に祝賀モードになりましたγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
20代前半に就いた今の仕事に、最初は今一つ興味が持てなかったものの、20代後半で「スイッチが入り」、30代前半で「味をしめた」と表現されたS様。
仕事に味をしめる。。。
大人な表現だな〜、とずっと私の記憶に残っていました。
S様の本気モードの仕事ぶりを見る人は見ていたのですね。
本気モードの仕事に支障をきたさないようにと健康管理にも本気モードだったS様が勝ち得た栄転という結果を、私も一緒に勝ち得たような気がして、さびしいながらもとても清々しい気持ちで、最後に?S様に当コラムのモデルになって頂きましたヾ(@°▽°@)ノ
さて、コラムモデルとしてS様に座って頂く椅子は、こんな感じです。

何やら不思議な形の椅子ですね〜。
この椅子は、北欧では学校に完備されているそうです。
子供達の姿勢を良くするために、 です。
実際に座って頂くとこんな感じになります。

座面の傾斜によって、背筋がピンと伸びやすい椅子であることがわかるでしょうか?
実はS様は姿勢が悪く、腰痛持ちでいらっしゃり(姿勢が悪いので腰痛持ちとも言えます)、この椅子に腰かけたときも、背中を丸めてへにゃんとなっていたのですが、「 背筋を伸ばしてくださいね。」の一言にすぐにぴっと背筋が伸びるのがこの椅子の特徴です。
座面が前に傾斜しているとなぜ背筋が伸びやすいのか?

座面が前に傾斜していると背筋が伸びやすい理由は 骨盤が立ちやすいからです。
背中のS字カーブがきれいにできると姿勢が良くなる、などと言われますが、 そのS字カーブを描く土台が骨盤を立てることです。
骨盤を立てる、実はこれが非常に難しくてできていない人がほとんどです。
日本人は骨盤の骨そのものが薄いので骨盤についている筋肉も薄く、骨盤を立てることが苦手です。
つまり、骨盤を立てることが苦手なので、S字カーブを描きにくく姿勢が悪くなる。
そして、その姿勢の悪さとは逆S字カーブという、「腰痛を招くカーブそのもの」です。
ですからお尻の薄い日本人は、民族的に腰痛になりやすいと言えます。
ちなみに、上記椅子はとても高価なもので、4万円前後もします((((((ノ゚⊿゚)ノ 。
腰痛を防ぎたいとは言っても、気軽に購入できる椅子ではないです(-_-)。
北欧は太っ腹!
というか、姿勢教育に潤沢な予算を投入している素晴らしい国を我が国も一刻も早く見習ってほしいものです。
そこで今日は、高価な椅子がなくとも自力で骨盤を立てる座り方を紹介することで、腰痛予備軍を少しでも減らしたいと思っています!
自力で骨盤を立てる座り方とは

たとえばあなたが普通に椅子に腰かけてしまうと、骨盤はまず立っていません。
私が受け持つシニア体操教室では、2年ほどずっと骨盤を立てる座り方を練習して頂いていますが、相当な意識と練習回数がないとできないことがわかっています。
骨盤を立てて座るには、スクワットのフォームがわかりやすいお手本になります。
股関節と膝関節(しつかんせつ)を同時に、同じ角度で屈曲させていくフォームが正しいスクワットのフォームです。
丁度、洋式トイレに座る感じですね(o^-‘)b
この時一番大切なことは、坐骨を思い切りうしろの人に見せるような意識で股関節と膝関節を屈曲させることです。
坐骨とは、下の矢印の部分です。
「私の坐骨を見て見て〜」というようにお尻をうんと後ろに突き出していくのですが、このインストラクションと動作に初めての方は、一瞬戸惑います。
お尻を突き出すなど、つつましく羞恥心の強い日本人には、とても抵抗が強いのです。
腰痛予防のためと自分に言い聞かせて、何度も練習しているとできるようにはなります。
坐骨を突き出して座ったときに座面についた坐骨の位置を決してずらしてはいけません。
骨盤前傾をくずしてはいけません。
こうして座ると、次のように骨盤が前傾しています。
骨盤前傾って、悪い姿勢じゃないの〜?と思われるかもしれませんが、立ったときに骨盤前傾はよろしくありませんが、こと座るときに関しては骨盤前傾ぐらいで丁度よいのです。
骨盤前傾で座ってようやく骨盤が立った「良い姿勢」で座れます。
何の意識もせずに腰かけてしまうと、簡単に左の「悪い姿勢」の座り方になります。
骨盤前傾の座り方をホッテトットみたいじゃない?と言われた方がいます。
だから〜、日本人は骨盤が薄くてお尻の筋肉も薄いので、ホッテントットにはなりたくてもなれないのですよ〜。
むしろ、座るときは、目指せホッテントット!でいいのです(o^-‘)b

「アゲイン」 代表
パーソナルトレーナー
伊藤かおり
武道好きのスポーツ嫌い。
法政大学法学部卒業後、法律事務所、不動産会社法務
部、法律関連の翻訳など法律系の仕事に従事。
在宅翻訳者のオタクだった頃に武道にはまり、
無理なトレーニングがたたり重度の腰痛を患う。
中国整体、接骨院、鍼灸、カイロプラクティックなど
各種の治療院を渡り歩くが、なかなか完治せず。
自力整体、ストレッチ、気功、ヨガなど、自力で腰痛を治す方法を 模索し、数々のストレッチ方法を身につける。
その後、都内のストレッチスクール(2か所)で学び、
ストレッチ専門店にて勤務。
2012年6月プライベートストレッチ教室を開始。
2013年7月新大久保に教室を移転し、現在に至る。
都内介護予防教室の講師としても活躍。
資格・活動:
日本DRT協会認定マスターインストラクター
マッサージセラピスト
日本予防医学療術協会認定ヨガインストラクター
IHTA認定1級ヨガインストラクター
新宿未来創造財団レガス新宿スポーツ登録講師
日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター
極真空手 茶帯
松濤館空手 黒帯