ヨガとストレッチは別物ではない!?共通点を紹介!
こんにちは!
ボディコンディショニング・アゲインのKaoriです!
ストレッチナビをご覧の皆さんの中には、
ヨガとストレッチってどう違うの?
と思いつつ、
「今更誰かに聞けない”(-“”-)”」という方が少なからずいらっしゃるのでは?
と推測するときがあります。
この質問がしづらい理由として、
ヨガとストレッチを混同した発言をしてしまうと、
ヨガとストレッチは違う!!
とヨガ修行者の方に時々お叱りを受けてしまうことにも原因があるのでは?
と推測しています。
ヨガ修行者が、ヨガとストレッチを別物と考えたい理由は、両者の目的の違いにあるのでは?
と思われます(o^-‘)b
ストレッチの目的が一般的に怪我の予防や健康と認識されていることに対して、
古典的なヨガの目的は、やはり「覚醒」にあると思いますので、
「健康」と「覚醒」をいっしょくたにするんでない!
という思いが一部のヨガ修行者の方にはあるのかもしれません。
今回は、ヨガとストレッチの違いを、Koariの見解をもとに紐解いてみたいと思いますヾ(@°▽°@)ノ
ヨガの定義
まずは、用語の違いから(°∀°)b
「ヨガ」には、「つなぐ」という意味があり、
「何」と「何」をつなぐかと言うと、
あちこちに泳ぎ勝ちな思考を一点につなぎとめておいて瞑想に集中する、という説もありますが、
Kaori的解釈によると、
「私と私のハイヤーセルフをつなぐ」でもいいかな、と考えています。
「でもいいかな」って、そんなアバウトな( ̄□ ̄;)
なぜなら、私と私のハイヤーセルフをつなぐことを「覚醒」と呼ぶから、です。
「覚醒」がヨガの最終目的ではないか、と。
ストレッチの定義
次に、「ストレッチ」の定義ですが、「ストレッチとは筋肉の起始と停止を遠ざけること」です。
こちらは、Kaori的解釈ではなく、解剖学的に決まっている定義です。
そして、「ヨガ」ではなく、「ヨガのポーズ」には、筋肉の起始と停止を遠ざける形がいっぱい入っています。
つまり、「ヨガのポーズ」は、ストレッチの形になっているケースが非常に多いのです。
この辺が、ヨガとストレッチを混同してしまう原因ではないかと思われます。
柔軟性を高めるには、セロトニンがカギ!
さて、前回のコラムで、健康のカギはセロトニン!というコンテンツをお届けしましたが、
セロトニンは、筋肉の緊張を解いてカラダを柔軟にすることや深呼吸をすることで分泌が促されます。
カラダを柔軟にすることや呼吸筋を柔らかくして深呼吸を促すことはストレッチの得意分野ですから、
ストレッチでセロトニンの分泌を増やすというアプローチは「あり」でしょう。
また、「覚醒」と呼ばれるものが、セロトニンがマックス分泌されたときに起きる、という説もありますので、
ということは、あれ? ストレッチでも覚醒にいけちゃう?
という説も飛び出しかねず、
そうなると、ヨガとストレッチを厳重に区別する必要性も薄れるかも、です。
と言う仮説はいったんおき(°∀°)b
覚醒するために、「瞑想」をする、という話を聞いたことはないでしょうか?
あっ、また難しい用語が出てきた((((((ノ゚⊿゚)ノ
瞑想の定義
「瞑想」をシンプルに定義すると、「深呼吸」でいいのでは? と思います。
えっ? 瞑想とか座禅って、雑念を払って無の境地に至る、とかそうゆうものではないの?
はい、そうゆうのはいきなり無理だと思います。
実は、私も、長年の瞑想マニアなのですが、
無の境地に至ろうと思って瞑想したことはなく、
ひたすら呼吸に集中、というスタンスで瞑想を続けています。
呼吸さえ気持ちよくできていれば、多少の雑念は私的にOKです。
なので、ここからは、「瞑想=深呼吸」という理解で話をすすめていきます。
最近の研究では、深呼吸が効率よくセロトニンを分泌させることが分かってきているそうなので(これは実感としてわかります)、
いかに呼吸を深めるか?ということが大切かと思います。
セロトニンの役割
ではここで、セロトニンの役割について、もう一度まとめておきましょう!
不安や恐怖を感じさせるノルアドレナリンと、舞い上がるような幸福感を感じさせるドーパミンの両方を制御してバランスをとっているのがセロトニンです。
セロトニンが十分出ていれば「平常心」が保てるというわけです。
松果体で作られるセロトニンは、分泌量が一定量を超えると松果体が活性化されて超能力が発揮できるとも言われていますので、
そのことを経験的に知っていた昔の人たちがヨガなどの修行で超能力の発現を目指していたとも考えられます。
イチロー選手のように驚異的レベルを出せるアスリートも、かなり高いセロトニンレベルをキープしているものと言われます。
前回のコラムでもお伝えしましたが、セロトニンは、筋肉の収縮力を増大させる働きもあるので、
セロトニンの分泌を増やすことは、精神的には平常心、身体的には安定した筋力、そして、うまくいけば?超能力発揮!までも視野に入るので、
セロトニンとは、出さなきゃ損損の神経伝達物質と呼べるわけです(°∀°)b
ヨガとストレッチに共通する狙い
さて、目指すところは、深い呼吸をして、深い瞑想状態に入って、セロトニンをバクバク出すこと、であることがわかってきました。
で、目標が同じであれば、ヨガでもストレッチでも、どっちでいってもいいんじゃないの?
と私的には思います(*^.^*)
深呼吸状態に入るには、座禅に伝えられているような「ある形」が必要になります。
ヨガでは、蓮華座(れんげざ)とか結跏趺坐(けっかふざ)と呼ばれる座り方ですが、
どれもこれも、ある程度の柔軟性がないととれない形です。
この部分は、ストレッチで柔軟性をアップさせましょう!というアプローチでよいのかと思います。
ただ、カラダが硬くなる原因をもう少し細かく見ていくと、
カラダの使い方(知らないうちに身についてしまった悪癖)を見直す試みも必要になってきます。
また、カラダは、筋肉と内臓で硬くなりますから、
内臓の緊張を取り去るための食生活の見直しや、無意識のストレスを発見していくことも必要になってきます。
無意識のストレスの発見は、瞑想中の無念無想にもつながり、
その結果、瞑想が深くなる → セロトニンの分泌量が増える、というサイクルも生んでいきます。
無意識のストレスの発見は、「思い込みの発見」とも呼べる精神的ワークのテーマになりますので、
また機会を改めてお届けするかも、です!
今回コラムでは、ヨガとストレッチの違いというか、「共通性」についてお伝えすることができていたら嬉しいです!
「アゲイン」 代表
パーソナルトレーナー
伊藤かおり
武道好きのスポーツ嫌い。
法政大学法学部卒業後、法律事務所、不動産会社法務
部、法律関連の翻訳など法律系の仕事に従事。
在宅翻訳者のオタクだった頃に武道にはまり、
無理なトレーニングがたたり重度の腰痛を患う。
中国整体、接骨院、鍼灸、カイロプラクティックなど
各種の治療院を渡り歩くが、なかなか完治せず。
自力整体、ストレッチ、気功、ヨガなど、自力で腰痛を治す方法を 模索し、数々のストレッチ方法を身につける。
その後、都内のストレッチスクール(2か所)で学び、
ストレッチ専門店にて勤務。
2012年6月プライベートストレッチ教室を開始。
2013年7月新大久保に教室を移転し、現在に至る。
都内介護予防教室の講師としても活躍。
資格・活動:
日本DRT協会認定マスターインストラクター
マッサージセラピスト
日本予防医学療術協会認定ヨガインストラクター
IHTA認定1級ヨガインストラクター
新宿未来創造財団レガス新宿スポーツ登録講師
日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター
極真空手 茶帯
松濤館空手 黒帯