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理想のストレッチプレイヤーとは?


こんにちは!

ごきげんストレッチのタマノです!

今日は、2015年の締めくくりにふさわしいコラムとして

「理想のストレッチプレイヤーってなーに?」 ということを、とりとめもなくつづってみたいと思います。


その前に!

「そもそもストレッチプレイヤーってなんですか?」

ということから説明しないといけませんね。


ストレッチプレイヤーとは、

きょうび日本全国で増え続けているストレッチ専門店にて、「お客様にストレッチをかけてさしあげる人」のことです。

お店によっては、トレーナーと呼んでいるところもあります。

お客様からよく聞くお話は、複数のプレイヤーが働くお店では、「スタッフによって当たり外れがある」です。

では、その当たり外れって何?

というところから、理想のストレッチプレイヤーって何?

を考えていきたいと思います。


スタート時点では同じ研修を受けていながら、なぜスタッフに落差が発生していくのでしょうか?

日本最大手の某ストレッチ専門店、ド〇ター・ストレッチでは、お客様からのクレイムが最も多いのが中堅層だそうです。

いい感じで仕事に慣れてきた中堅スタッフには、

「俺って(私って)ちょっとうまいじゃーん」

という驕り(おごり)が出やすく、自分本位な施術で満足してしまう傾向があるようです。

先日私も、お客様から

「通い始めた頃のタマノ先生の施術が良かった」

とご意見を頂き ( ̄□ ̄;)

なぜだろー

と考えてみたのですが、

当時は今より施術バリエーションは少なかったものの、お客様の主訴を何とか改善しようと、心を込めて少ない技術を繰り返し使っていたことを思い出しました。

翻って、中堅層を突き抜けて、お客様からの信頼も厚いトッププレイヤーの特徴とは、「お客様に完全に合わせる」だそうです。

そして、トッププレイヤーには女性スタッフが多いそうです。


かつて先輩プレイヤーから、パートナーストレッチには、「繊細さが大切」と聞いたことがあります。

ちょっとした手の置き方だけでも、伸ばされ感に違いが出てきますし、

筋繊維の流れを意識した手の置き方一つで、「この人は私をわかってくれている」とお客様から信頼を得ることもあります。

トッププレイヤーに女性が多いのは、この辺の繊細さで男性プレイヤーに差をつけているからではないでしょうか?

さて、当店にいらしたユニークなお客様から

「お客様は何を望んでいるのか?」

を知るきっかけとなった出来事をご紹介します。


そのお客様(K様)のご来店動機が実にユニークで、「他のお店と間違えてのご来店」でした。

奥様から「新大塚」のストレッチ専門店がいいよ?

と聞いて検索しているうちに、「新大久保」の当店がヒットして、新大塚のお店だと思って予約されたのです。


ご来店して私を見るや否や

「あれ? 男性スタッフではないのですか?」

「男性スタッフはいませんが。。。」

「すいません。キャンセルしていいですか?」

「あっ、いいですよ。」

と当店をあとにするK様

「やれやれ、まっ、こんなこともあるかな〜」と思っているところへ

「やっぱりお願いしてもいいですか?!」

とカンバックされたK様 (・∀・)

お着替えが済み、K様、疑心暗鬼ながらも始まった施術でしたが。。。

「なんだか、カラダのことをよくわかってやっていますね〜」

「俺にはこうゆうのが向いているな〜」

「ここで俺の不調を全部解決したくなったな〜」

と、疑心暗鬼が次第に溶けていくK様だったのですが、

何よりも、あっ、そうか!!

と思ったK様の貴重な発言は、

「俺は、なぜ、(他店が)俺に聞きながら施術してくれないのか、それがずっと不思議だったんだよ。」です。


施術者が終始無言で施術し続けるスタイルにどことなく違和感を覚えながらも、

そうゆうところが圧倒的に多いので、そんなものなのかな〜と思い込まされていたけれど、

カラダの状態を聞いてもらいながらストレッチしてもらうと、やっぱりこれでしょ!

と自分の感覚が正しかったことを証明された嬉しさをK様に感じて、私も嬉しくなっていたのでした。


私が最初に受けたストレッチ教育は、

「自分の感覚を過信するな、お客様に聞け。」だったので、

しつこくならない範囲で、できるだけ「お客様に聞く」ことが習慣化しています。

腰が痛いと言われたら、腰のどこが痛いですか?

と具体的に指でさし示して頂く、

ストレッチの加減も、このぐらいかな、と思っても、「伸びてますか?」と確認をする、

こうやって、会話しながらストレッチしていくことで、

お客様の「話を聞いてもらえる」満足感もアップして、表情もゆるみ、もっと話したくなるサイクルが生まれてくると、

お客様の情報も増えてきて、より良い施術につなげやすくなる、信頼関係が生まれる、お客様が他店でまた一からお話することが面倒になるので定着してくださる、という好循環を生んでいくと思われます。

加減を聞くことをプロっぽくない、自信がないと思われるといやだ、と敬遠する気持ちが中堅層に生まれてくることもわかるのですが、

ここがある意味落とし穴と言いますか、

お客様は、プロっぽく見せようとする人よりも、自分に最大限の関心を払ってくれる人を望んでいます。

お客様に最大限の関心さえ持っていれば、技術はあとからついてきます。


随分前ですが、お客様から「来週はヘッドマッサージをやってね」と言われたことがありました。

内心、ヘッドマッサージ、知らないよ〜、と思っていたのですが、口にした言葉は、

「はい、わかりました。」でした。


「ストレッチ専門店なのでマッサージはできません。」と言ってしまえばそれまでですが、お客様は、「ストレッチできる人はマッサージもできる」と思っています。

期待に応えたい気持ちが生まれていました。

で、そのあと私がとった行動は、マッサージスクールの体験会に参加して、

「ヘッドマッサージを教えてください!!」と先生に懇願したことでした。

一週間後、付け焼刃のヘッドマッサージを披露したところ、お客様が口した言葉は、

「やっぱりプロだね〜」でしたヾ(@°▽°@)ノ

(練習期間、一週間なんですよ〜〜)

その後、このお客様とは随分仲良くして頂きました。


マッサージスクールの先生(パートナーストレッチも上手な方でした)からは、

僕は、お客様に対して「できない」を言わないことで自分を成長させてきたというお話を伺い、

私のとった行動があながち間違いでなかったことを知りました。


「さて、理想のストレッチプレイヤーとは?」と書きつつ、最後どうまとめようかと考えていたのですが(笑)

理想のストレッチプレイヤーとは、

お客様本位に繊細に

お客様のお話をよく聞き

お客様の主訴を絶対に改善させるぞ〜

という意気込みをもって

自分を成長させ続ける人

かな〜

とまとめたみたいと思います(o^-‘)b

では、皆さま、良いお年を!!


2015.12.30
玉生さんプロフィール
DRT整体
「アゲイン」 代表
パーソナルトレーナー
伊藤かおり

武道好きのスポーツ嫌い。
法政大学法学部卒業後、法律事務所、不動産会社法務
部、法律関連の翻訳など法律系の仕事に従事。

在宅翻訳者のオタクだった頃に武道にはまり、
無理なトレーニングがたたり重度の腰痛を患う。
中国整体、接骨院、鍼灸、カイロプラクティックなど
各種の治療院を渡り歩くが、なかなか完治せず。
自力整体、ストレッチ、気功、ヨガなど、自力で腰痛を治す方法を 模索し、数々のストレッチ方法を身につける。

その後、都内のストレッチスクール(2か所)で学び、
ストレッチ専門店にて勤務。
2012年6月プライベートストレッチ教室を開始。
2013年7月新大久保に教室を移転し、現在に至る。
都内介護予防教室の講師としても活躍。

資格・活動:
日本DRT協会認定マスターインストラクター
マッサージセラピスト
日本予防医学療術協会認定ヨガインストラクター
IHTA認定1級ヨガインストラクター
新宿未来創造財団レガス新宿スポーツ登録講師
日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター
極真空手 茶帯
松濤館空手 黒帯

情報

玉野さま2



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http://drt-again.com

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