寝る前に1日の疲れをリセット!お家でゆるやかストレッチ(後編)
前回に引き続き、家で寝っ転がったり、座ったりしながら行うストレッチです。
今回は座って行うストレッチを中心にご紹介します。
そして、最後のヒップフレクサーストレッチは、
座ってお仕事をしている方に最も行っていただきたいストレッチです。
ぜひ、夜寝る前に行って固まった筋肉を伸ばしてスッキリしてください!
【シーテッドヒップツイスト】股関節の動きを良くするエクササイズ
床に座って体育座りをするような形になるよう膝を曲げ、両手を少し体の後ろ側につきます。
そのまま両膝を同じ方向に床に膝がつくまで倒していきます。
内側に倒している足のお尻が上がっていってしまうので、
今度はお尻を床に戻すようにします。
このポジションで股関節の前側〜外側の筋肉がストレッチされます。
人によっては、お尻側にストレッチを感じるかもしれません。
いずれにしても、きちんと股関節の動きができていればOKです。
一般的に赤く示している場所が伸びているのを感じます。
【シーテッドニーハグ】お尻のストレッチ2
座って、片方の膝を曲げて体に近づけます。
背筋を伸ばしてそのまま膝を胸に引き寄せてくるとお尻がストレッチされます。
背中が丸まっているとストレッチを感じにくくなるので、ピンと伸ばしておきましょう。
【レッグスプレッド】内転筋のストレッチ
座って、壁に寄りかかり背筋をまっすぐ伸ばします。
そのまま脚を広げていき、
膝が曲がらないように注意しながら少しずつ開いていきます。
行けるところまで広げたらそのまま約30秒〜1分キープしましょう。
背中を伸ばしておくだけで、前屈をしなくても内転筋はストレッチされます。
【ヒップフレクサー】股関節と前腿のストレッチ
片膝立ちになり、膝を90度、股関節を90度曲げて、頭から膝まで一直線にします。
そのまま伸ばしている方の脚のお尻をキュッと締めて、骨盤を前に移動していきます。
股関節の前側が伸ばされているように感じるまで体重をかけましょう。
このとき腰が反ってしまわないように注意しましょう。
お家でのんびりと音楽を聴いたりテレビを見たりしながら、
筋肉の伸びを感じてストレッチをしている時間は何よりもリラックスできます。
忙しい毎日で体のことを気をつかうことができないかもしれませんが、
ストレッチはほんの5~10分あればすぐにできますし、効果も確実にあわられます。
コツコツと続けてみましょう♪
2015.6.18
全米アスレティックトレーナー協会(NATA)公認
アスレティックトレーナー(ATC)
PHIピラティスインストラクター
NASMパフォーマンスエンハンスメント
スペシャリスト
NASMコレクティブエクササイズスペシャリスト
井上 かなえ(いのうえ かなえ)
東海大学卒業後、アメリカネブラスカ大学オマハ校 大学院に留学しアスレティックトレーニング学において修士号を取得。 NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)となる。
日米のプロ、実業団、大学、高校のバスケットボール チームにて専属トレーナーを歴任。
現在、東海大学男子バスケットボールSEAGULLSの アスレティックトレーナーとして活動する傍ら、 パーソナルトレーナーとしてトレーニングや機能改善 エクササイズ、ストレッチン グや栄養指導などをアスリートから一般の方まで幅広く行っている。
東海大学体育学部競技スポーツ学科非常勤講師
ヒューマンアカデミー東京校スポーツカレッジ
非常勤講師
セミナー講師など