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左半身の負の連鎖


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こんにちは!

シニア応援ストレッチ専門店「ごきげんストレッチ」改め
シニア応援ストレッチ専門店「アゲイン」の伊藤かおりです。

「アゲイン?店名変更ですか?」

「はい。」

「前回は名前が変わったかと思いますが、今回は店名を?」

「はい、改革の秋です!!」

「で、アゲインの意味は?」

「若さアゲインです。わかりやすいでしょ?」

「はぁ。。。。。。」

若さは後ろ姿でわかるということで、最近「お客様の後ろ姿を観察する」を始めました。
お店を一緒に出て、階段のおりかた、平地での歩き方をぼーっと観察します。

あれ? 
「ぼーっと観察」でいいのですか?

眼光鋭くきりりと観察した方が良さそうな気がしますが。。。
いえ、「ぼーっ」でいいのです。

その方がよく見えるのです。
見よう見ようとすると見えなくなります。

これって結構深い話です。

たとえば、恋愛関係で、がんがんアプローチされると興ざめして、
すーっと引かれると、逆に気になり始める、なんてことはないでしょうか?

「引く」=「引き出す」なのです。

相手が出やすくするためには、こちらは引いていた方がいいのです。

これって、施術でも同じで、
不調箇所を改善させたくて、一点集中で力むと迷路に入り込むのです。

なので、「一歩下がって」全体をぼーっと観察する気持ちでいた方が見えてくるのです。
一度の施術で解決策が見つからない場合は、問題を投げておきます。

誰に(どこに)投げるのですか?

潜在意識に投げます。

潜在意識に投げておくと、バックグラウンド(無意識下)で情報収集が始まります。

しばらくすると「おおっ!」と叫びたくなるような情報に出会います。
そして、その情報をもとに再チャレンジすると、一歩前進します。

ヒザ痛のお客さんのために「おおっ!」の繰り返しをしているうちに、ヒザ痛改善施術が随分積みあがってきました。


ミスアランメントと改善のためのセルフストレッチ
前置きが長くなりましたが、
こんな感じで、S様(男性)の後ろ姿を見送っていたのですが、

ぼーっと見つめたその後ろ姿から浮かび上がったアライメント(姿勢)は、

左股関節の外旋(がいせん)&内転(ないてん)と左ヒザの屈曲(くっきょく)でした。

股関節(こかんせつ)の外旋と内旋とは、こんな感じで、


図1

股関節の外転と内転とは、こんな感じです。


図2


S様のアライメントは、左脚が外側に広がって、その広がりを補う形でヒザが屈曲していたのですが、

ミスアランメント(不良姿勢)であることは間違いなく、

次にご来店した際は、S様の左脚の状態についてお伝えさせて頂くとともに、改善のためのセルフストレッチを紹介させて頂きました。

すると! なんとS様は、
その次のご来店時には左脚のミスアランメントを改善してきてしまいました。

やはり、私の紹介したセルフストレッチが見事に的を得ていたのですね、ふむふむ。

じゃなくて〜。

かなり厳しいストレッチであったにもかかわらず、10日間連続でやり続けたS様の熱意の結果なのでした。


S様にお伝えしたセルフストレッチとは空手業界ではよく知られている逆正座(ぎゃくせいざ)


図3
子供たちは楽々やっていますが、うしろの大きいお兄さん達が苦心している様子がおわかりになるでしょうか?

女子にとってはこのように↓楽々できてしまう逆正座も、男子には死ぬほど辛いストレッチだったりするのです。

図4

そもそも左股関節になぜミスアライメントが生じたか?

S様が右利きが大きな要因の一つです。

S様の左股関節のミスアライメントとは簡単に言うと、左股関節が固まった結果です。

つまり、右利きの人は、左股関節が固まりやすいと言えるのです。

Why?

右利きの人は、右手が得意。
得意なので、右手が先に出ます。

右手が出るときは右の骨盤も一緒についていきます。
すると、右足が出やすいように左足はつま先を外に向けます。

そして、「つま先を外に向ける」動作のときに、股関節では、股関節外旋という動作が起きています。

右足が出やすいように左足はいつも踏ん張るので、股関節が固まってくるわけです。

左足さんて自分の主張はしないで人のために頑張る健気な性格みたいですね。

問題は、股関節の硬さが肩関節を固め、肩関節の硬さが肩コリ・首コリを生み、首コリが頭痛を生み、難聴を生み、というように、左上半身に負の連鎖を生んでいくことです。

人の言いなりばかりじゃいけないってことですね。

股関節の硬さは、上半身ばかりでなく、ヒザ関節・足関節といった下半身にも影響を及ぼします。

前回のコラムでもお伝えさせて頂きましたが、ふくらはぎの硬さが外反母趾の一要因となりますので、

左の外反母趾が右よりすすんでいる人が多いのは、右利き人口の多さに関係があると思われます。

うーーん、そうか〜、左の股関節が硬くなる理由はわかったけれど、熾烈なストレッチでなくて、もうちょっと手軽にできる調整ストレッチはないかな〜。

という方のために、お手軽だけど効果のあるストレッチを紹介しますヾ(@°▽°@)ノ

右足が先にでることで起きる骨盤のねじれを解消するためのストレッチ
図5

写真のように、左の骨盤を右にかぶせることで、ねじれを解消し、固まった左股関節を開放していきます。

一日の最後には骨盤をニュートラルな状態に戻す習慣をつけて、

Let’s 左トラブル解消!

最後までお読み頂いてありがとうございました!!

玉生さんプロフィール
DRT整体
「アゲイン」 代表
パーソナルトレーナー
伊藤かおり

武道好きのスポーツ嫌い。
法政大学法学部卒業後、法律事務所、不動産会社法務
部、法律関連の翻訳など法律系の仕事に従事。

在宅翻訳者のオタクだった頃に武道にはまり、
無理なトレーニングがたたり重度の腰痛を患う。
中国整体、接骨院、鍼灸、カイロプラクティックなど
各種の治療院を渡り歩くが、なかなか完治せず。
自力整体、ストレッチ、気功、ヨガなど、自力で腰痛を治す方法を 模索し、数々のストレッチ方法を身につける。

その後、都内のストレッチスクール(2か所)で学び、
ストレッチ専門店にて勤務。
2012年6月プライベートストレッチ教室を開始。
2013年7月新大久保に教室を移転し、現在に至る。
都内介護予防教室の講師としても活躍。

資格・活動:
日本DRT協会認定マスターインストラクター
マッサージセラピスト
日本予防医学療術協会認定ヨガインストラクター
IHTA認定1級ヨガインストラクター
新宿未来創造財団レガス新宿スポーツ登録講師
日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター
極真空手 茶帯
松濤館空手 黒帯

情報

玉野さま2



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http://drt-again.com

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