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（インタビュアー小川）
●川辺さん、ボディフィットモデルをやられているとのことで、
細マッチョの大会のベストボディジャパンの決勝進出したときの写真や雑誌の写真見ました。
とんでもないカラダですね。笑


※右側が川辺さん


※一番右端が川辺さん


※中央が川辺さん



（川辺さん）
ありがとうございます。笑

ボディフィットモデルに目覚めたきっかけとは？

●川辺さんがボディフィットモデルをやることになった経緯を教えていただけますか？


僕自身、フィットネスジムで働きながら、キックボクシングをやっていました。
もともと、筋力トレーニングは好きではなくて否定派でした。
ストレッチはやっていたんですが、筋トレはあまりしていませんでした。





●そうなんですか？今の川辺さんから想像できないですね。


今と比べてひょろひょろでしたね。


●そんな否定派だった川辺さんが、なぜ筋トレに目覚めたんですか？


大ケガをしたことがきっかけでしたね。
キックボクシングの試合中に、
前十字靭帯と、ひざの外側にある外側側副靭帯、そしてひざの半月板、
これを同時に損傷しました。


●同時にですか？汗
相手の攻撃を受けてですか？


攻撃を直接受けたことが原因ではなく、
自分のキックで、軸足に負荷がかかっていたんですね。


あとでわかったのですが、直接の原因は、
股関節の柔軟性が足りていなかったことにありました。


右足の股関節は柔らかかったんですが、
左足の股関節が硬くて、そのアンバランスさがケガに出たんだと思います。





ストレッチはやっていたのですが、自己流だったので。

ストレッチを猛勉強

そこからですね、
トレーニングもストレッチも、本格的に勉強し始めたのは。


当時、毎日5時間は勉強していましたね。


●毎日5時間ですか？スイッチが入ってしまったんですね。


はい、選手であると同時に、指導もしていたので、
これはやらないとダメだなと。


トレーニングにのめり込んだもう一つの理由が、
ベストボディジャパンという細マッチョ大会に出場したことです。


そこで、他の出場者のすごいカラダを見て、衝撃を受けました。





最初に出たベストボディジャパンでは、中途半端なカラダだったのですが、
次の次の大会では、しっかりカラダを作りこみ、ファイナリストになれました。
そしてベストボディジャパン日本大会も出場し、そこでもファイナリストになることができました。


●あのとんでもない腹筋の写真のときですね。
トレーニングとストレッチについて関係性を教えていただけますか？

筋トレとストレッチは必ずセットでやるべき

まず、筋力トレーニングとストレッチはセットです。
トレーニングをしたら必ずストレッチをするべきなんです。


●なんでセットでやらないといけないんですか？


筋トレをすると、その部位にたくさん老廃物が溜まります。
筋トレ後にストレッチをせずにいると、硬くなってしまいます。


ストレッチには、その老廃物を取り除く効果があるんです。





●なるほど！


あと、キレイな見た目の筋肉をつくるためにもストレッチが必要です。


簡単に言いますと、
筋トレをすると筋肉にキズがつき、それを修復されると筋肉が大きくなります。


修復されるときの筋肉は不安定でぐちゃぐちゃっとしています。
それをストレッチでしっかり伸ばしてあげることで、見た目にもキレイな状態で、
筋肉がついていきます。


●キレイな筋肉をつくるためにストレッチが欠かせないなんて、
はじめて知りました。


トレーニング後だけでなく、トレーニング前もストレッチが必要になってきます。


可動域が狭いと、十分なトレーニング効果が得られません。


例えば、腕立ての場合、
胸の筋肉が硬いと、十分な動きが出づらくなり、腕立ての動きが小さくなってしまいます。
ストレッチをトレーニング前に行うことで、最大限の効果を得られるようにできるんです。

川辺さんの筋トレのポイントとは？

ボディコンテストで上位の人は、みなさんストレッチもしっかりやっています。


バストアップもストレッチとトレーニングによって可能ですよ。


胸が下がってしまっている方は、大胸筋と小胸筋が硬くなってしまっているんです。
それをストレッチによって引っ張って、そして少し鍛えてあげる。
これでバストアップ可能ですよ。


●バストアップって、意図的に誰でも可能なんですね。
話は変わりますが、僕、大胸筋をつけたいなと思っていて、
毎日30回〜50回の腕立てをやっているのですが、なかなか効果が出ません。
正しい腕立てとストレッチを教えてください。


一度に12回以上の高回数トレーニングをしても、
筋肉は肥大しないと言われています。


●、、、え！？12回以上腕立てをやっても意味ないんですか？






「見た目上は」ということですね。


筋肉の持久力だったり、パフォーマンスを上げることには、
回数をたくさんやることは効果がありますよ。


ただ、単純に見た目として筋肉を大きくしたい場合は、
大きな負荷をかけて10回やるほうが効率的なんです。


●なるほど、僕は逆に回数を増やそうとしていました、
そのお話をお聞きできてよかったです。笑


自分の体重だけで負荷をかけるのはなかなか難しいので、
可能であればジムに行ったほうが良いですね。


家でやる場合は、
イスを2つ使って、深く沈むようにすると
ふつうよりも負荷がかかります。


ベッドを使ってやるのもいいですね。





1回に30回やるより、
1セット10回を1日3回やったほうが効果ありますよ。


●こうやってトレーニングについても教えてもらえるストレッチ専門店は、
なかなかないですよね。
では腕立て後のストレッチも教えていただけますか？


壁を使ってこんな感じでやります。
壁を使うことで、大胸筋が伸ばせます。





●これはすぐに真似できますね。
こんな感じでしょうか？





もう少し壁につける手を上に持っていきます。





●お〜〜なるほど！これは胸が伸びますね。
腹筋のあとのストレッチはどうですか？


腹筋はトレーニングの中で、伸ばされているので、
特にストレッチは必要ありません。


●そうなんですね。


よっぽど硬くなっている場合は必要ですが、
基本的には腹筋のストレッチはしなくても大丈夫だと思います。


●川辺さんありがとうございました。
僕の中で、筋力トレーニングとストレッチとの関係性が明確になりました！





インタビュアー：小川敬司
撮影：逸見勇貴
場所：ビースト