『肩コリ軽減の第1歩は、自分のカラダの分析である。(続き)』
皆さま、こんにちは。
パーソナルトレーナー×ロルファーTMの大久保圭祐です。
前回のコラム(肩コリ軽減の第1歩は、自分のカラダの分析である。)では、
肩コリのファク ター、エリア、フィーリングをリンクさせて
ストレッチの処方を導き出す事をお伝えしました。
今回のコラムでは、処方としてストレッチがベストとなるケースを、
首、肩、肩甲 骨の間、この3か所をエリアに分けてご紹介します。
○先ずは、後頭部から首の付け根に掛けてのストレッチングです。
姿勢を正して、頭の後ろで手を組みます。
頭を左右どちらかに向けます。
そのまま、カラダに対して前方に頭を倒し、肘を閉じ、自分の手の重さを感じます。
首の後ろが伸びているは、わかりますか?
この時に重要なポイントがあります。
前方に頭を倒す時に、顔に対して前方に頭を倒すのではなく、
カラダに対して前方に頭を 倒す事が重要です。
一方が終わりましたら、同じように反対側も同様に行ってみてください。
首の骨(頸椎)を中 心に、左右に分けて行い、左右での緊張の違いも把握する事が出来ます。
緊張しているエ リアをより正確に認識する事が改善の第1歩ですので、
左右の緊張具合の違いを探ってみてください。
○次に、首から肩に掛けてのストレッチングです。
首寄りと肩寄り、2種類に分けてご紹介します。
首寄りの筋肉を伸ばす時は、反対側の肩の上に手を掛け、同じ方向に首を倒します。
首を 軽く前方に倒して頂いても有効です。
この時に注意して頂きたいポイントは、
カラダごと倒してしまわない事です。 (悪い例)
続いて肩寄りの筋肉を伸ばします。
一方の手を横に伸ばします。反対側の手の重さを使って首を倒します。
そして、ゆっくり と伸ばした手を降ろします。
この時に重要なポイントがあります。3つの工程の順番を1つずつしっかり行って頂く事です。
一方が終わりましたら、反対側も同様に行ってみてください。
緊張している個所をより正 確に認識する事が改善の第1歩です。
左右の緊張の違い、緊張が首寄りなのか肩寄りなの かエリアの違いも探ってみてください。
○最後に肩甲骨の間のストレッチングです。
姿勢を正して、胸を張り、頭の後ろで手を組みます。
視線を鼻の頭に向け、あごを引きます。
次に、あごをのどに付ける様に、みぞおちを覗き込みます。
そして、おへそを覗き込む様に、お腹を丸めます。
最後に両肘を閉じ、肩甲骨の間の筋肉が伸びるのを感じます。
こちらも注意して頂きたいポイントは、工程の順番を丁寧に1つずつしっかり行う事です。
スタートポジションから一気にエンドポジションに移ってしまうと、効果性に欠けます。
ですので、1つずつの工程を味わう様に行ってみてください。
今回は肩コリに関係するストレッチングを4種、ご紹介させて頂きました。
知るだけでなく、ぜひ実践してみてください。
2014.11.07
全米ストレングス&コンディショニング協会認定
ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
米国Rolf Institute®認定Rolfer™
日本関節コンディショニング協会ストレッチング講師
大久保 圭祐(おおくぼ けいすけ)
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動。
身体への探求心から、
アメリカ生まれのボディワーク“Rolfing®”に
惹かれ、渡米してRolf Institute®を卒業する。 トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動
処方、ストレッチングやRolfing等の手技を使って、
クライアントの要望に応える。 幅広い技術と知識だけでなく、プロキックボクサーやモデルとして活動した経験、 数々のマラソン大会の出場経験など、自分自身の
実体験を大切にしている。
アメリカ生まれのボディワーク“Rolfing®”に
惹かれ、渡米してRolf Institute®を卒業する。 トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動
処方、ストレッチングやRolfing等の手技を使って、
クライアントの要望に応える。 幅広い技術と知識だけでなく、プロキックボクサーやモデルとして活動した経験、 数々のマラソン大会の出場経験など、自分自身の
実体験を大切にしている。