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チャンピオンベルトをもたらした影に、ストレッチあり!


(インタビュアー小川)
まずは、先日のキックボクシングのバンタム級タイトルマッチでの勝利、
おめでとうございます!



試合当日の模様はこちらから
https://www.stretchnavi.com/interview/bui/ogawa/20150219


(前田選手)
ありがとうございます!


(横山さん)
勝ててホッとしています。


●まずはお二人の2ショット、いいですか?笑


サポートa


●いい顔していますね!!
そもそもなぜ横山さんが前田選手をサポートすることになったんですか?



サポート1


(横山さん)
現在、前田選手自身が会長を勤めるキックボクシングジムがあるのですが、
そのジムの前会長と選手兼任で世界チャンピオンでもあったTOMONORI選手と私に
繋がりがありました。


●へ〜そうだったんですね。
どんなつながりだったんですか?


(横山さん)
スパーリングパートナーやフィジカルケアの部分を
サポートさせてもらっていました。

当時はまだ格闘技の世界は根性と練習量を重視し、
トレーニング事情はまだまだ遅れていた感がありました。

TOMONORI選手は早くからフィジカルの重要性を指摘し取り入れていましたし、
カラダのメンテナンスの意識や重要性についても彼から学ぶ事は非常に多かったと思います。

その頃からパーソナルトレーナーの資格を取得したり、
ストレッチについても自ら勉強したりしていました。

その当時も前田選手は、この業界では強い選手と有名だったので勿論知っていましたが、
接点はあまりなかったですね。
ただTOMONORI選手から前田選手の事については良く聞いていましたので
何となく親近感はありました。


●なぜそこから、今に至るんですか?


(横山さん)
少し前に、前田選手のジムの移籍があったんです。

その頃から位でしょうか、
この業界は他のジムの選手同士でもお互いのスキルアップの為に交流が多く、
たまたま私が所属していたジムに前田選手が練習に来るようになり、接点ができました。
私がストレッチのお店をやろうと決めていた時期でした。


サポート2


私自身、プロのキックボクサーとして
選手をやっていたときに、30代半ば以降、
コンディション維持に本当に苦労した苦い経験がありました。

前田選手も30代に入っていました。
彼ほどの優秀な選手は日々のカラダのケアはどうしているんだろう?
と何気なく聞いてみたのですが、意外や意外!
特定の専属のケアをする場所があるわけでもなく
自分なりに柔軟やストレッチを行う程度との事だったんです。

今後も世界をめざし更に上を目指し挑戦していくのであれば、
是非私にカラダのケアサポートをさせて頂けないかと提案させて頂きました。
勿論、先ずは私の施術を受けてから決めて貰おうと思っていましたが。

それが始まりですね。


●横山さんに出会うまでは、前田選手は特にカラダのケアを
意識されていなかったということですが、そうだったんですか?


(前田選手)
そうですね。
もちろん、たまにマッサージを受けたり、
自分でストレッチをしたりはしていましたが、
特定のお店に行ったり、個人で誰かをサポートにつけていたりは
していませんでした。


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正直、あまり重要視していなかったですね。


●キックボクシングの選手で、
専属でトレーナーをつけることは少ないんですか?


(前田選手)
選手なのでトレーニングに対しては意識が高いのですが、
ケアに対しての意識が高い選手は、まだまだ少ないと思います。
それこそ、ストレッチすらしない選手もいますので、


(横山さん)
エンターテイメントの世界なんかは殆どがそうなのかもしれませんが、
格闘技も選手だけで生計を立てられる方はごくわずかです。

実際は専属でパーソナルトレーナーやボディメンテナンスを請け負うトレーナーを
つけるということは難しい面もありますし、そもそも若い選手は
トレーニングは一生懸命するけどカラダのケアに関しては意外と無頓着な子が多い。


●そうなんですね。
横山さん日々、どのようなカタチで
前田選手をサポートされているんですか?


(横山さん)
1ヶ月か2ヶ月前くらいに試合日が決定します。
試合が決まってから試合当日まで、1週間に1回か2回、
前田選手にお店に来てもらったり、
逆に私がジムに出向いてストレッチケアを行います。
本当は毎日でも行うのが理想なんですが。


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その時の体調を重視しますが1回の時間はだいたい30分〜1時間位ですね。

試合直前などカラダを緩めすぎる訳にはいかないので、
もっとタイトに行います。目的としては緊張を解す程度。


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●なるほど。どんな目的でストレッチを活用されているんですか?


(前田選手)
疲労回復とパフォーマンスアップですね。
練習後は硬くなった筋肉を緩めることで、疲労回復を早めます。
また、ストレッチで可動域を広めることは、パンチやキックの威力を高める
ことにもつながります。


●以前から、ご自身でストレッチはしていたということなんですが、
具体的にどんなカタチでストレッチはしていたんですか?


(前田選手)
基本的には練習前と練習後に、
15〜20分くらいやっていますね。


●ストレッチのやり方や知識は、
もともと知っていたんですか?


(前田選手)
もともとスポーツクラブで働いていたこともあって、
ある程度の知識はありました。でもほとんど独学ですね。


●練習や試合の日以外にもストレッチはやりますか?


(前田選手)
毎日ストレッチはやりますね。
やらないとすぐ硬くなってしまうので。
特に30歳を過ぎてからは。笑


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●やはり実感としても、
年齢とカラダの硬さは関係あるんですね。


(前田選手)
そうですね。20代のときは、
何もしなくても柔らかさをキープできていましたから。


(横山さん)
若いときは、例えば1週間の中で5日とか6日とか絶好調の日を保てていたのが、
30歳を過ぎて40歳に近づいていくとどうしても、
絶好調な日が1日、2日位とか体調管理が本当に難しくなる。


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これは避けられないことなんですが、ストレッチなどの
カラダのケアを習慣にすることで、長く好調をキープしていけます。

食事・睡眠・ストレッチ

は本当に大事ですからね。


●一般の方でも、スポーツジムやフィットネスジムに
通う方も増えてきました。
カラダのケアまで教えてもらえるジムって少ないのですか?


(横山さん)
カラダのケアについて教えているジムはほとんどないと思います。

ジムに通う方のニーズとして、
強くなりたいとかダイエットしたい、ストレス発散したい
という方がメインだと思います。
仕事の合間等タイトなスケジュールを駆使されている方が多いので、
どうしてもトレーニング中心になってしまいますよね。


(前田選手)
トレーニングの効果ってある程度、実感しやすいです。
ただストレッチは、これが正しいストレッチなのか、
効果はあるのかということが、わかりづらいところがあります。

だからこそ、ストレッチの専門家に見てもらうことが
大切だと感じます。


サポート7


(横山さん)
ストレッチ自体はみなさん知っているじゃないですか?
小学校や中学・高校の体育の授業やクラブ活動でもやりますし。

社会人になって改めてスポーツをするようになったときも、
なんとなく準備体操としてストレッチはする。

でも、ストレッチをするべき具体的な根拠は教わってないので、
見よう見まねでやっているだけなんですよね。


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●おっしゃる通りだと思います。
ストレッチ自体は知っているけど、本当の価値を知らないというか。


(横山さん)
そうなんですよね。
だからこそ、私たちストレッチトレーナーは、
ストレッチをするとカラダにどんな影響があるのか
なぜ習慣にする必要があるのか、
どのようなタイミングでどの種のストレッチを行えば良いのか、
正しい知識を伝える必要があるんです。


●僕たちとしても、この部分をもっともっと広めていきたいです。
知ってもらうことさえできれば、必要性を感じてもらえると思っています。


サポート9


インタビュアー:小川敬司
場所:ストレッチベース笹塚店

プロフィール
ストレッチ専門店「ストレッチベース」代表
横山 雅人(よこやま まさと)

NJKFバンタム級チャンピオン
前田 浩喜(まえだ ひろき)

【横山 雅人】
20代後半~30代後半にかけて
ボクシング・キックボクシングの選手として活動。
現役引退後、ボクシングとキックボクシングの
育成トレーナー兼パーソナルトレーナーとして活躍。
老舗専門店でストレッチを体系的に習得し、
2014年1月ストレッチベースを設立。

■資格
JSA-CSTS認定ストレッチングトレーナーセルフ
JSA-CSTP認定ストレッチングトレーナーパートナー
NESTA公認トレーナー
ハートレートパフォーマンススペシャリスト(心拍トレーニング指導)
赤十字救急法救急員

【前田 浩喜】
NJKFバンタム級チャンピオン。
戦績は33戦22勝(13KO)9敗2分。
2012年7月より『KickBoxingGym CORE』の代表に就任し、
選手としてだけでなく、ジムの代表としても活動中。
30歳を越えてもなお進化を続け、世界タイトル獲得を目指す。

■獲得タイトル
・NJKFバンタム級チャンピオン
・NJKF年間最優秀選手賞
・NJKF技能賞
・バウトレビュー賞

情報

一覧スポーツ



■ストレッチ専門店「ストレッチベース」HP
http://www.stretch-base.com/

■前田 浩喜オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/maedahiroking/

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