日本バンダム級チャンピオンが、なぜここまでストレッチを重要視しているのか??
(インタビュアー小川)
●先日のキックボクシングのバンタム級タイトルマッチでの勝利、
感動しました!
試合当日の模様はこちらから
https://www.stretchnavi.com/interview/bui/ogawa/20150217
(前田選手)
応援ありがとうございました。
(横山さん)
今日のインタビューが決まっていたので、
勝てて本当に良かったです。笑
●、、、チャンピオンベルトって、
拝見できたりしますか?
(前田選手)
もちろんいいですよ。
●ありがとうございます!
●おお!!
人生で初めて、本物のチャンピオンベルトを見ました。
カッコ良すぎますね。
これが、歴代のチャンピオンの腰に巻かれてきたんですね。
(前田選手)
そうですね。いろいろな重みはありますね。
●前田選手は、なぜストレッチを重要視しているのですか?
(前田選手)
ストレッチを取り入れている目的として、一番は、
疲労回復とパフォーマンスUPです。
特に僕はキックを主体としたスタイルなので、
股関節の柔軟性がとても大事になってきます。
●柔軟性が高まると、キックやパンチは強くなるんですか?
(前田選手)
なりますね。パンチは伸びが変わるのと、
フックやアッパー、柔軟性があればいろいろな角度からの
パンチが出しやすくなります。
キックだと、より脚が上がるようになればハイキックが
決まりやすくなります。
(横山さん)
行うタイミングやストレッチの種類により効果は違いますが、
スポーツ科学・研究の分野では柔軟性・可動域の向上はもとより
ストレッチを習慣にする事により筋力の向上に繋がったり、
体力・運動能力を改善できるという報告があります。
スポーツをしない、ご年配の方でも歩行動作を良好にするなどの研究も存在しますしね。
私も前田選手やストレッチベースに定期的にお越し頂ける方々を見ていて、
つくづく実感していますし。
●そうなんですね!
横山さんから見て、前田選手の筋肉の特徴はどんな
ところにありますか?
(横山さん)
彼はスポーツ選手の中でも、
群を抜いて柔軟性が高いと思います。
●群を抜いてですか!
(横山さん)
これまで色々な選手をみてきましたが、
前田選手の柔軟性はトップレベルですね。
●へ〜!そうなんですね!
例えば、どの部分が柔らかいとかありますか?
(前田選手)
開脚は180度開きますね。
●え!見せてもらってもいいですか?
(前田選手)
いいですよ。
●うわっ!めっちゃ柔らかいですね!
やばいですね!
前屈はどうですか?
●うわ!これも、ものすごい柔らかいですね。
(横山さん)
個人差は当然ありますが、私の経験上、
カラダの柔軟性はスポーツしている方でも30代中盤位から落ちてきます。
前田選手のように、日々ストレッチを習慣にしてる人は、
多少無理な生活をしていても、いきなりガクッと落ちることを防げますし
逆にそれ以上を維持する事だって可能です。
私のようなストレッチトレーナーの役割は
いかに良い状態を維持させていくかをサポートすることだと思っています。
●年齢が上がってきた選手にとっては特に大事ですね。
前田選手がストレッチを取り入れている目的として、疲労回復という
部分もあるとのことですが、ストレッチをすると疲れが取れやすいという
実感はありますか?
(前田選手)
ありますね。
本当にたまにですが、練習後、疲れすぎて
ストレッチができないときがあります。
そうすると、疲れの取れやすさが全然変わってしまいます。
疲れが残りやすくなりますね。
ですので、
練習後は必ずストレッチをするように心がけています。
僕の中で、
ミット打ちやスパーリングと同じくらい、
ストレッチは大切だと思っています。
●おお!
キックボクサーで、ミット打ちやスパーリングをしない選手が
いたらおかしいですもんね。
それと同じくらいストレッチを重要視されているんですね。
(横山さん)
ストレッチはケガ予防にもなりますからね。
現役の頃、私はチャンピオン等、多数在籍していた老舗のジムの所属で、
タイ人の先生(トレーナー)だったのですが気温の暖かいタイならではなのか?
ムエタイの選手はあまりストレッチに時間かける習慣がないのかな。笑?
根性と気合の世界でしたし、限られた時間を少しでもトレーニングに
費やしたい思いもあったのでしょうが、冬場の練習でもアップもストレッチもせずに
いきなりミット打ちをさせられてました。
カラダもあたたまっていない硬い状態でいきなり。笑
今考えると恐ろしいです。根性も気合も心身ともに健康だからこそ出せるもの!
環境とはいえストレッチを怠っていた私が悪いのですがケガで離脱も多く、
充実した選手生活も過ごせなかったし最期の辺りはカラダボロボロ。
試合の為のトレーニングすら満足にこなせない。
トレーニングが思うようにできなければ当然、試合でも結果が出ない。笑
●マッサージでは得られなくて、ストレッチで得られるものって
なんだと思いますか?
(前田選手)
柔軟性アップですね。
マッサージでは柔軟性に関連しないので、
これはストレッチならではだと思います。
ケガ予防にもつながりますね。
●横山さんはどうですか?
(横山さん)
可動域の維持につながるところですね。
ストレッチは、筋肉だけではなく、
腱や筋膜、皮膚など、様々なカラダの組織全体にアプローチできます。
トレーナーやセラピストの扱い方によってバランスを整え、
カラダの根本から歪みを矯正できます。
基本的にはマッサージオンリーではできないですからね。
●なるほど、では最後に、ストレッチ専門店に通う必要性について
お二人に教えていただきたいです。
(前田選手)
お店で、プロのトレーナーにやってもらうことで、
そもそも得られるストレッチ効果が高いという部分ですね。
自分一人では伸ばせる箇所も範囲も限界がありますし、
専門家にやってもらうので当然効果が高まります。
自分のカラダの状態を知ることが出来るのもメリットです。
(横山さん)
ストレッチ店に通うメリットとしてまず、
自分自身のカラダの状態を、専門家の客観的な視点で、
アドバイスがもらえるということですね。
生まれたときからカラダが硬い人はいなくて、
生活習慣や何かしらの原因があって硬くなっています。
その原因を紐解いてあげたり、もっとこうなれるよ
という可能性を見せてあげることも、ストレッチトレーナーの
役割だと思っています。
「セラピスト」はお客様のカラダを施術をすることが仕事。
「トレーナー」はそれに加えてカラダのアドバイス・経験値を元に課題の解決法を
一緒に考える事までしてあげることができる。
これが存在価値だと思っています。
この両方を備えたメリットを提供できるのがストレッチ専門店の強みだと思っています。
それに例えば、偏頭痛・肩こりや腰痛持ちの方の大体は、
日常生活からなる一部分の過度な緊張と歪みなどによるもの、
それをお店で知る事でストレッチや軽い運動で生活を改善する意識が芽生え、
自身でも調整出来る様になってきます。
●これは大きな気づきです。
ストレッチ専門店では、ただストレッチを受けられるだけではなく、
「自分のカラダを知れる。良くしていくための解決策を教えてもらえる」
この部分にとても大きな価値があるんだなと。
インタビューすることで、
ストレッチトレーナーの価値を感じることができました!
インタビュアー:小川敬司
場所:ストレッチベース笹塚店
ストレッチ専門店「ストレッチベース」代表
横山 雅人(よこやま まさと)
NJKFバンタム級チャンピオン
前田 浩喜(まえだ ひろき)
【横山 雅人】
20代後半~30代後半にかけて
ボクシング・キックボクシングの選手として活動。
現役引退後、ボクシングとキックボクシングの
育成トレーナー兼パーソナルトレーナーとして活躍。
老舗専門店でストレッチを体系的に習得し、
2014年1月ストレッチベースを設立。
■資格
JSA-CSTS認定ストレッチングトレーナーセルフ
JSA-CSTP認定ストレッチングトレーナーパートナー
NESTA公認トレーナー
ハートレートパフォーマンススペシャリスト(心拍トレーニング指導)
赤十字救急法救急員
【前田 浩喜】
NJKFバンタム級チャンピオン。
戦績は33戦22勝(13KO)9敗2分。
2012年7月より『KickBoxingGym CORE』の代表に就任し、
選手としてだけでなく、ジムの代表としても活動中。
30歳を越えてもなお進化を続け、世界タイトル獲得を目指す。
■獲得タイトル
・NJKFバンタム級チャンピオン
・NJKF年間最優秀選手賞
・NJKF技能賞
・バウトレビュー賞
横山 雅人(よこやま まさと)
NJKFバンタム級チャンピオン
前田 浩喜(まえだ ひろき)
【横山 雅人】
20代後半~30代後半にかけて
ボクシング・キックボクシングの選手として活動。
現役引退後、ボクシングとキックボクシングの
育成トレーナー兼パーソナルトレーナーとして活躍。
老舗専門店でストレッチを体系的に習得し、
2014年1月ストレッチベースを設立。
■資格
JSA-CSTS認定ストレッチングトレーナーセルフ
JSA-CSTP認定ストレッチングトレーナーパートナー
NESTA公認トレーナー
ハートレートパフォーマンススペシャリスト(心拍トレーニング指導)
赤十字救急法救急員
【前田 浩喜】
NJKFバンタム級チャンピオン。
戦績は33戦22勝(13KO)9敗2分。
2012年7月より『KickBoxingGym CORE』の代表に就任し、
選手としてだけでなく、ジムの代表としても活動中。
30歳を越えてもなお進化を続け、世界タイトル獲得を目指す。
■獲得タイトル
・NJKFバンタム級チャンピオン
・NJKF年間最優秀選手賞
・NJKF技能賞
・バウトレビュー賞