正しい姿勢の感覚とは?誰でも簡単に身につけられる裏ワザ(3/3)
あなたは正しい姿勢とはどんなものだと思いますか?
今日は99%の人が勘違いしている正しい姿勢の本当の定義と、その具体的な身に付け方を紹介します。
この記事は『人間には痛みを避ける本能があるのに腰の痛みを避ける事は出来ないのか』
という、僕が腰痛だったころ思っていた疑問に対し今になってようやく分かった『腰痛の本当の原因』や『ストレッチとの関係性』について3つの記事にわたって書いていおり
今回はついに最終回の三回目です。
今までの内容をまとめておきます。
人間にはアツアツのやかんを触ったときに反射的に手を引っ込めるように痛みを避ける本能がある。
なのになぜ、腰や肩の痛みは避ける事が出来ないのか?
それは腰痛、肩こりを避ける方法が脳にインプットされていないから。
そして、その腰痛肩コリを避ける方法とは『腰に負担のかからない正しい姿勢を身につけること』である。
今までの記事を詳しく読みたい方はコチラ
【その1】
痛みを避けるのは人間の本能なのに、なぜ腰痛を避けられないのか?ストレッチとの関係性を徹底検証(1/3)
【その2】
腰の痛みを避ける具体的な方法とは!?人間の本能を利用した腰痛解消法(2/3)
改めて、正しい姿勢とは?
正しい姿勢について誤解している方が非常に多いのでもう一度詳しく解説します。
正しい姿勢とは
・背すじをのばして
・お腹に力をいれ
・胸をはって
・あごを引く
ものではございません。
正しい姿勢とは
『体にとって最も楽で負担の少ない姿勢』のことなのです。
つまり、筋肉を使って無理に背すじを伸ばしたりするものではありません。
さらにわかりやすく解説
こちらの写真をみてください。
女性がひざ立ちをしている写真ですが、これを見て何か気づく事はありませんか?
そうです。
とても姿勢が良くなっているんです。
実はひざ立ちをしているときは誰でも姿勢がよくなります。
このとき
腰の筋肉を触ってみると
筋肉が硬直しておらず、柔らかくなっています。
つまり、ひざ立ちの時は筋肉をあまり使っていないのに姿勢が良くなってしまうという事なんです。
ご自分でやって頂いて、赤丸のところを触って確かめると分かりやすいです。
なぜひざ立ちの時は正しい姿勢になれる?
なぜひざ立ちの時は誰でも姿勢が正しくなってしまうのかというと
『筋肉ではなく、骨で体重を支えているから』です。
↓の画像を見てください。
青い矢印が体重のかかっている方向です。
これが太ももの骨と一致していますよね。
骨に対して真っ直ぐ体重がのっていれば、わざわざ余計な筋肉を使わなくても大丈夫なのです。
しかし、いざ骨に体重をのせようと立ったり、座ったりしてみても、なかなか力を抜いた姿勢は出来ません。
なぜかというと
『筋肉が硬直し、骨を本来の位置からズラすため、 骨から骨に体重を真っ直ぐ伝える事が出来なくなっているから』なのです。
骨で体重を支えるということ
要するに、骨に真っ直ぐ体重をのせる事が出来れば、筋肉を余計に使わないで楽に正しい姿勢が出来るようになるけど、筋肉が硬直しているせいでそれが出来ない。
という事が腰痛、肩こりの人の体では起こっています。
つまり、筋肉の硬直をほぐして余計な筋肉を使わないで正しい姿勢を保つようにすれば、腰痛肩コリとはオサラバ出来るという訳なのです。
そこで筋肉をほぐすために具体的にどうすれば良いかというと、やはりストレッチは効果的と言えると思います。
なので、普段自分では意識出来ないような筋肉をプロの手を借りてほぐす事の出来るストレッチ専門店は試してみる価値があると思います。
※念のため言っておきますが、僕はストレッチ専門店の”回し者”ではありません。
僕はストレッチ専門店とは関係のないところで、腰痛に悩む方に姿勢改善などの指導をしています。
ただやはり、そこでもストレッチなどは取り入れていますね。
そう言う意味では、ストレッチ専門店はお勧め出来る存在だと思っています。
ひざ立ちを練習してみては?
最後に僕から誰でも今日から出来る腰痛肩コリ解消アドバイスをします。
今日紹介したひざ立ちです!
力を抜いて姿勢を保つ練習になるので是非、毎日コツコツ実践して頂けると良いかなと思います。
ということで、最後までお読みいただきまして本当に本当にありがとうございました。
このシリーズの過去のコラムも紹介いたしますので、読みたい方は是非どうぞ!
痛みを避けるのは人間の本能なのに、なぜ腰痛を避けられないのか?ストレッチとの関係性を徹底検証(1/3)
腰の痛みを避ける具体的な方法とは!?人間の本能を利用した腰痛解消法(2/3)
2015.1.12