Interview & Column
インタビュー&コラム
必見!!専門知識と技術以上にストレッチトレーナーとして必要なこと
コラム
2016 05.02
ストレッチ専門学校ナビをご覧のみなさま
こんにちは。 新見イタルです。
すっかり春の陽気ですね。
さて今回は、「ストレッチトレーナーを目指す人がしておく事」についてお話しさせて頂きます。
まず、ストレッチトレーナーとして必要な能力とは?
ストレッチトレーナーを目指す人がしておく事を考える際に、ストレッチトレーナーに必要な能力について考えてみたいと思います。
ストレッチトレーナーとは、お客様にパートナーストレッチ(受動的なストレッチ)という施術をする職業の事でしたね。
そう言う意味では、運動指導をするパーソナルトレーナーやエアロビやヨガなどのインストラクターよりも、整体師やマッサージ師、セラピストに近い職業だと思います。
ストレッチトレーナーとして最低限必要なものとしては、
・適切な施術の方法(技術)
です。
この知識と技術のバランスが悪いと、知識だけあってウンチクを語る事は出来ますが、実際の施術は上手ではなかったり、 施術は上手だけれども理論が分かっていないので型通りの施術しか出来ず、応用が利かないトレーナーになってしまいます。
例えば、大腿直筋の機能とストレッチの方法が理論的に分かっていれば、お客様がうつ伏せでも横向きでもどちらの施術でも対応できますし、セルフストレッチの指導も出来ますが、理論が分かっていなければ、習った型通りの施術しかできなくなってしまいます。
順番としては、知識を勉強した上でその知識をベースとして技術(実際の施術方法)を学ぶ流れがオススメです。
各団体が発行しているパーソナルトレーナー資格の教科書や、市販されている機能解剖学の本を読んでみたり、解剖学のセミナーへ出てみると良いでしょう。
基礎的なカラダの仕組みに関する知識はパートナーストレッチのみならず、トレーニング指導や健康に対するアドバイスにも繋がりますので、最初に勉強しておくと、とても役に立ちます。
とは言っても、 パートナーストレッチは、お客様に実際の触れる施術ですので、知識だけでは、対応できないのも事実です。 お客様のカラダの状態は千差万別ですから、知識で習った通りになるわけではありません。
お客様に触れるタッチの感覚や、筋肉がどのくらい緊張してるのかを感じ取る能力、実際に何度もパートナーストレッチを受けてもらわないと分からない事ばかりです。
これはトレーナー同士で練習したり、家族や友人などに試しに受けてもらって、お客様に自信を持って施術できるよう実践を重ねてください。
水泳の理論を完璧に分かっていても、何度も水に入らないと泳げるようにならないのと一緒ですよね。
知識、技術よりも大切な事
ここまでお話しした通り、ストレッチトレーナーに知識と技術が必要なのは絶対ですが、それだけではお客様から信頼される、良いストレッチトレーナーとは言えないと思います。
パートナーストレッチは、お客様とトレーナーが1対1で直接触れるサービスです。
例えば、 知識も技術も申し分無いけど何か高圧的でホスピタリティを感じないトレーナーや良い人なんだけけれどイマイチ会話が噛み合わず居心地の悪さを感じるトレーナーに、またお願いしたいと思うでしょうか?
お客様とトレーナーという関係性である前に、人と人。
信頼できるトレーナーである以前に、信頼できる人でなければ、自分の大切なカラダを預けられません。
ですので、ヒューマンスキル(人間力)そして、コミュニケーションスキル(コミニュケーション能力)が最も重要となり、その土台の上に、専門知識と技術がのっかり、信頼されるストレッチトレーナーになれると思います。
ヒューマンスキル、コミュニケーションスキルはNLPやコーチング、心理学などを学び実践する事で高める事ができると思いますが、何よりも価値観の違う人たちと交流したり、今まで行った事の無い場所に旅行したり、アルバイトでも様々な仕事を体験してみたり新しい経験を積み重ねたりする事で徐々に育ってくるものだと思います。
私個人の話になりますが、
・会社員として、毎日残業をこなしていた経験
・国際交流事業に参加し、言語の違う仲間と議論した経験など
今のトレーナー活動にとても役立っていると思っています。
当時は、将来トレーナーという職業に就く事は、まったく予想していませんでしたけれど、、、、笑
みなさんの活動の参考になりましたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう!
☆[心地よく、美しいカラダづくり]をテーマに、ブログ随時更新しています。
もし良かったら訪れてみてくださいね。
「ストレッチトレーナーに必要な能力」と聞くと知識やスキルだと思いがちですが、人として信頼できる人であることが何よりも大切なのです。
その土台の上に、専門知識と技術がのっかりるからこそ、お客様に喜んで頂ける人になることができます。
ストレッチスクールについて詳しく話を聞いてみたい方は、コンシェルジュデスクまでお気軽にご相談くださいませ。
この専門家について
新見 イタル さん (フィジカルコンサルタント)
フィジカルコンサルタント
新見 イタル(にいみ いたる)
会社員時代、長時間の勤務、 不規則な生活による体の不調 (ひどい肩こり、慢性疲労)を解消するため、様々なエクササイズ、施術を試し、 自分のカラダが改善されていくのを実感し、「カラダの不調や悩みを持つ方達の役に立ちたい」とトレーナーを志す。
30代〜50代の女性を中心に、パーソナルトレーニング、ピラティス、パートナーストレッチ、タイ古式マッサージ、コーチングなどを取り入れたセッションを提供している。
また、セミナー講師や、ビューティーイベントの企画などを手がける。
- 2016.05.02