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ストレッチの資格って取ったらどうなるの?社会的位置付けも説明!!

コラム

2016 03.06

ストレッチ 資格

 

今回はストレッチの資格について書いていこうと思います。

 

前回はストレッチってそもそも何?という定義的なものとともに、ストレッチの方法について書きました。

 

前回の記事はこちら

 

さて、一昔前では珍しかったストレッチ店。

 

近年はストレッチ店が増えて、見かけることも珍しくなくなってきました。

 

また巷はアロマ、マッサージ・つぼ・整体・鍼灸等と、なんだかストレッチに似たような、いや、ストレッチがそういったお店に似ている?

 

名前が違うので当然資格も、サービス内容(施術内容)も違ってるのですが、消費者(お店を選ぶお客様は)イメージとしては違いはあるが、どこのお店に行っても不思議ではないと個人的には思ってます。

 

ということで今回は…

 

  • ストレッチの資格 
  • ストレッチ業の社会的位置づけ
  • ストレッチの資格の種類
  •  ストレッチ資格の所得方法
  •  ストレッチ資格取得後何ができるのか

 

上記について書いていきます。

 

見て頂くと他の資格との違いをなんとなく理解していただけるかと思います。

 

他の資格をもっと詳しく知りたい方は、申し訳ございませんがご自身で調べてください(笑)

 

Ⅰ.国家資格?民間資格?ストレッチ業の社会的位置づけ

 

ストレッチ 資格1

 

そもそも、ストレッチ店はサービス業です。

 

社会的にはサービス業に位置づけされます。

 

では、資格で違いをみましょう。

 

そもそも、資格自体は大きく2つの資格があります。

 

国家資格と、民間資格です。

 

この2つの資格はどういった違いがあるのか。

 

国家資格

 

資格試験そのものが法によって定められているもの、法的根拠のあるものが国家資格・国家試験です。

 

試験実施は国から委譲された団体もしくは地方自治体等が行う場合がほとんどで、国の代行という立場になります。

 

民間資格

 

法的根拠によらない資格試験・検定はこれにあたります。

 

公的資格と呼ばれるものも、広義には本来こちらに該当します。

 

団体・企業等が独自に一定の基準を設けて実施するものです。

 

国家資格・国家試験の場合は大臣・長官やそれに準ずる立場の者、都道府県知事などが認定者ですが公的資格の場合、合格者を認めているのはあくまで試験実施団体の長ということで「民」です。

 

ストレッチ 資格2

 

上記の資格のように、国家資格と民間資格は違いがあります。

 

そして、ストレッチは民間資格になり、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ、指圧師・柔道整復師は国家資格となってます。

 

民間資格のストレッチも国家資格のあん摩マッサージ指圧師等も医業類似行為に当たります。

 

同じ医療類似行為ですが、上の図を見て頂ければわかる通り、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ、指圧師・柔道整復師は法律で認められた医業類似行為で、ストレッチは法に基づかない医業類似行為ということになります。

 

法に基づかないというのは、何でもできるということではなく、医師の医療法はもちろん、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ、指圧師・柔道整復師の法律がダメなものも当然行えません。

 

医業類似行為につきましては厚生労働省のHPを貼りますので気になる人はこちらを見てください

 

ストレッチ店はサービス業でありながら人の体に触れ施術を行いますので、医師やはり、きゅう、あん摩、柔道整復師など職業に少し近い?
そういうような位置にあります。

 

ストレッチ店が増えてきた理由は、資格が取得しやすく、施術ができる(悩みの解決の手助けができる)等にも理由があるのかもしれませんね。

 

ですが、逆に誰でもなることができるので、ストレッチ店を選ぶときは(ストレッチ店に限ったことではないですが)吟味する必要があるとは思います。

 

それと同様に、これから資格を取得する、取得しようと思っている方にも言えるかもしれません。

 

 

Ⅱ.ストレッチの資格の種類と取得方法

 

ストレッチ 資格3

 

ストレッチを行うインストラクターは、どんなストレッチの資格を所有しているのか。

 

【ストレッチ資格】等のキーワードを入れて調べてみると、色々な団体が資格を出していたりして、よくわからない。

 

このように思っている方多いのではないでしょうか。

 

ストレッチの資格の種類

 

ストレッチの中でも資格は大きく2つに別れます。

マンツーマンの資格

グループの資格

 

何が違うのか違いは言葉の通り。

 

クライアントと1対1で行うか、複数のクライアントに対して行うかの違いです。

 

ストレッチの資格は何度も書いている通り民間資格です。

 

ですので、いろいろな団体が独自の名前で出しているため名前は様々ですが、中身はマンツーマンか、グループか、または、両方可能なのか。

 

この3つのどれかには必ず当てはまります。

 

また、団体の資格によっては3級、2級等の段階的なものも多く存在します。

 

資格の取得方法

 

これも団体によって異なります。

 

学校のように、毎週数時間ある程度の期間通うというものや、2日間丸々学んでというもの、合宿のような2泊3日のようなもの、数時間でというものまで。

 

ただ、どの資格も座学で知識をいれ、施術で手技を学ぶという内容になっていると思います。

 

私が考えるこれからストレッチ資格取得をする人が考えるべきこと。

 

《資格を取得するにあたって》

  • どんなストレッチ資格が必要なのか?
  • 資格取得に用意できる費用はいくらか?
  • どれくらいの期間で資格取得したいのか?
  • 時間はどれくらい融通が利くのか?

《資格を取得してからについて》

  • ストレッチの資格を取得して何がしたい(どういうことをしたい)のか?
  • それはストレッチの資格のみで可能なことなのか?
  • その取得したストレッチの資格で収入をどれくらい得たいか?

 上記を考えていくと、自分に合う資格を自分に合う日程で取得できる団体が見つかるほか、資格取得後の将来設計も少しできてくるかと思います。

 

Ⅲ.資格取得後の活動

 

ストレッチ 資格4

 

資格取得後はどうなるのか?

 

これはストレッチの資格に限ったことではないですが、資格の取得を目指すうえで、取得後どうなるのか(何ができるのか)ということは重要だと思います。

何度も言うように、ストレッチの資格は民間資格であり、各団体がそれぞれ出しているので、取得した資格がどういう内容なのかによっても変わってきます。

一般的に資格取得後の活動として考えられることは下記の通りです。 

 

・ストレッチ店にてアルバイトまたは社員(契約・正 両方考えられます)として働く  

 

・自身でストレッチ店を開業する  

 

・フリーランスとして業務委託の契約をストレッチ店等と結び開業はしないが個人事業主として働く

 

では実際にはストレッチの資格でどれくらい稼げるのでしょうか。

これは検索窓で【ストレッチ 求人】等で検索していただければ出てきますのでご自身で見て頂いてもいいのですが、ざっくりとお話しさせていただくと下記のような感じです。

時給ですと800円というものから 2400円まで様々ですが、平均的には1000円くらいかと思います。

月給ですと18万円くらいが平均的かと思います。

安いと思うかもしれませんが、ここからがこの仕事の特徴で、この時給や月給にインセンティブ(報奨金)がある店もあります。

インセンティブは、指名料や技術料だったり、物販料といったものでしょうか。

インセンティブはお店や会社によって異なりますので一概にあるとも言えませんのでご注意ください。

 

 

最後に・・・

 

ストレッチ 資格5

 

求人によっては未経験者可能なストレッチ店もあります。

内容は色々あるとは思いますが、中には働きながら資格を取得するということを行っているお店もあります。これは民間資格のストレッチだからこと可能なわけです。

資格を取得してから仕事を探す、就くというのも間違ってはいませんが、こういうのも有りかと思います。

 

上記が一般的なストレッチの資格や取得後の活動です。

 

上記ストレッチの資格を書いてきましたが、上記とは少し異なった?上記には当てはまらない資格もございますのでご紹介させていただきます。

 

ストレッチ器具を使ったストレッチ資格

 

ストレッチ 資格6

 

ウェーブストレッチリングというストレッチ器具を使用したストレッチの資格をご紹介いたします。

 

ウェーブストレッチリングが気になった方はこちら

 

特徴は、やはりウェーブストレッチリングというストレッチ器具を使用しているということ。

 

ちなみにこのウェーブストレッチリングは、スポーツジムでも取り扱いがあったり、インターネットでも販売しているものですので、誰でも購入は可能です。

 

そんなストレッチ器具を使用しマンツーマンやグループレッスンを行います。

 

一般的な資格はBⅠ(ベーシックワン)という資格です。

また、現在ヨガのレッスンをしている方のための ウェーブリングヨーガという資格や高齢者施設用のチェアウェーブといったような資格などあるほか、ストレッチ店のマンツーマンですとBⅡ(ベーシックツー)というように、様々な用途に合わせて資格も細かくあります。

驚きなのが、講習料も他の資格に比べ安く、さらに4時間~7時間で取得可能だということと、ストレッチリングありきの内容の為、ウェーブストレッチリングの販売での収入も得られる可能性があるということです。

下記に当てはまる方(施設)にはオススメかもしれません。

・他と差別化を図りたいスタジオ、高齢者施設、ストレッチやマッサージ店

 

・趣味の延長や健康への配慮の延長からの資格取得が目的

 

・好きな時間で、気軽に、小遣い稼ぎ程度の収入が目的

 

※取得後の働き先や販売は約束できることではございません。

 

また、インストラクター未経験者、未知識者は、事前に勉強をしていただかなければ厳しい内容となっております。

 

今回の記事はここまでです。

 

ストレッチの資格について理解できましたでしょうか?

 

次回も楽しみにしててくださいね。

 

 

 

 

 

この専門家について

牧 直弘さん(ウェーブストレッチ協会)

 

牧 直弘ウェーブストレッチ

 

有限会社MAKIスポーツ 代表
NPO法人日本ウェーブストレッチ協会 理事長
牧 直弘(まき なおひろ)

 

都内のスポーツクラブにてチーフインストラクターとして活躍後、フリーインストラクターとして気功、太極拳、護身術、操体法、カンフーシェープ、中国整体などを指導。

 

25年以上にわたる様々な指導経験から、身体のしなやかな動きの要である「ボディ・アーチ」に着眼し、独自のストレッチリングを使用した理論【ウェーブストレッチメソッド】を考案。

 

タレント女優、アスリートのボディメイクから中高年の方のセルフケアに大人気!!

 

ウェーブストレッチリングの特許・意匠・商標を所得し、有限会社MAKIスポーツを設立後、健康に暮らせる社会の実現のためにとNPO法人日本ウェーブストレッチ協会を設立し理事長に就任。

 

現在、講習会、テレビ、雑誌などで活躍する中、ストレッチリングの指導や指導者育成に力を注ぐ。

 

 

  • 2016.03.06
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