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【はじめてのストレッチ】のりもの編 (5)「腰痛の緩和、立ちあがる動作を スムーズにする」ために効果的なストレッチ


こんにちは!“はじめてのストレッチなら”「ストレチックス」、
アドバイザーの石井です。


ストレチックス新大塚店は、文京区大塚の大塚公園にほど近い場所で、
丸ノ内線 新大塚駅 2番出口すぐに立地しています。


大塚公園は、日本式ストレッチの代名詞である「ラジオ体 操」発祥の地として知られ、
地域の方々が時に 100 人を超える規模で朝6時30分からリアルタイムで集まり、
ラジオ体操を行っています。


ストレチックス新大塚店がオープンしてから半年を経過した2015年2月ですが、
今年の幕開けを「日本式ストレッチ発祥の地」大塚で迎えられたことに、
大変意義深く感じております。


「ストレッチナビ」をご覧のストレッチ愛好家の皆様をはじめ、
今までなじみのなかった方にも、ストレッチをより身近に、
より習慣的に取り入れていただくべく、
さまざまな機会を通じてその重要性をストレチックスから発信していきたいと思います。

まずはストレッチの世界をこのコラムを通じて楽しんでいただければ幸いです!


今回のコラムでは「ももの裏の筋肉」を取り上げ、
【はじめてのストレッチ】のりもの編 (5) 「腰痛の緩和、立ちあがる動作をスムーズにする」
ために効果的なストレッチを解説します。


(お勧めの乗車シーン)
電車やバスで座った状態がお勧めです。

(お悩み・効果)
腰痛の緩和、立ち上がる動作をスムーズにする

(重点部位)
・ハムストリングス
この筋肉は太腿の裏面の筋肉です。


3個の筋肉から構成されていて、大腿二頭筋(だいたい にとうきん)、
半腱様筋(はんけんようきん)、半膜様筋(はんまくようきん)を合わせた名称です。


大腿二頭筋はハムストリングスの外側の部分で、
骨盤の底部である坐骨から膝の裏を越えて脛の骨である腓骨(ひこつ)についています。


半腱様筋と半膜様筋は脛骨(けいこつ)について
ハムストリングスの内側の部分を構成しています。


主な役割は脚を股関節から後ろに引く事、
そして膝を曲げる役割をもっています。


立って前屈をした時に手が床に届かない、
出来ても膝が曲がってしまうといったことがあれば、


ハムストリングスの柔軟性が欠けてしまっていることが
原因の一つと考えられます。


ハムストリングスは走る際、
特にダッシュをする際に活躍するアクセルの役割をしている筋肉です。
しかし、太腿の前側の筋肉である太腿四頭筋(だいたいしとうきん)との
筋力のバランスが悪いと怪我を起こしやすい部分です。


「○○選手が太腿の肉離れで離脱…」といったスポーツニュースを
見たことはないでしょうか。


スポーツ選手に限らず、ちょっとした瞬発的な動作で損傷することもありますので
日ごろから柔軟性を保って働きやすい状態にしておきましょう。


そして腰に負担の少ない姿勢をつくる上でも重要です。


お尻が下がっている、猫背といった方はハムストリングスが硬くなって
姿勢を崩してしまっていることも多々あります。


骨盤が膝側に引っ張られる、骨盤に乗っている背骨も引っ張られバランスを崩す、
腰に負担が掛 かるといった状態に陥ってしまいます。


直接、腰のまわりの筋肉や骨に異常がなくても
ハムストリングスの硬さが影響していることもあります。



(セルフストレッチの方法)

1 2

片足を前に伸ばし、上半身を前に傾けます。

3 4

 つま先の向きを外向き、内向きに変化をつけることで、
ストレッチされる部分が変わります。


(セルフストレッチ解説)
ハムストリングスを伸ばすポイントとして骨盤の角度が重要です。
筋肉のついている部分 同士を離すことでその筋肉が伸びてきますので、
ハムストリングスのついているところを意識してみましょう。


その1つとして先に紹介した坐骨のポジションです。
骨盤が後ろ側に傾くと坐骨は膝側に近づき、
ハムストリングスは短くなった状態といえます。

単純に前屈をして、ももの裏が伸びている感覚があっても、
十分に伸ばされていないことも多いのです。


そこで重要なのは骨盤が前に傾いた状態、「骨盤の前傾」を保って行うことです。


自分の骨盤の動きがコントロールできる方は容易にわかるかもしれませんが、
苦手な方は次のこと を意識してやってみましょう。


1.胸の面積を広くするように肩を後ろ側に引く。胸を開くと骨盤が後ろへ倒れにくくなります。
2.下を向かない。伸びている足先の30センチくらい前を見るようにしましょう。
3.背骨をまっすぐ伸ばす。頭を脚へ近づけようとするとお腹が力んで背中が丸まり易いです。
4.きれいな「くの字」をつくるようなイメージで行いましょう。


柔軟性は人それぞれなので、背中をきれいに伸ばしたまま深く倒せる方もいますし、
逆にすぐにつまってしまう方もいると思います。


「体をもっと下に…」と頑張りすぎず、骨盤が後ろに傾かず、
背中が伸びた状態が保てる範囲で行いましょう。


また、3つの筋肉で構成されている通り、縦の長さだけでなく、横の幅もある部分です。
つま先の向きを外向き、内向きと角度を変えてみて下さい。


外向きに向けると太腿二頭筋、内向きにすると半腱様筋、
半膜様筋と細かく分けてストレッチができます。


その際も足首だけにならず、股関節から外回し、
内回しと意識して変えることがポイントです。


(注意点!)
電車で座れたら「ハムストリングスを伸ばそう!片足を前に・・」と急ぐ前に、
必ず前に人がいないか確かめてください。


前の方の足を蹴ってしまう、
または踏みつけてしまうといった惨事になりかねません。


どちらかが電車を降りるまでに険悪な雰囲気が続いてしまいます。
いざとなったら目線を上げずに寝たふりもできますが…。


そして前を確認してお年寄り、体の不自由な方、妊娠されている方がいたら
ストレッチの前に席を譲りましょう。


その際にスッとスマートに立ち上がるために、
日ごろから働きやすいハムストリングスをつくっておくことが、
席を譲る時に大いに役立ちます。


そのスマートに席を譲る姿勢をみて、
同乗している方から「あの人、ステキ・・」と思われたら、一石二鳥 です!(笑)


あなたの”はじめて”応援します。


2015.2.20
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”はじめてのストレッチ”なら「ストレチックス」
アドバイザー
石井 敦史(いしい あつし)

富裕層向け高級リラクゼーションサロンの
フィットネスエリア責任者、
パーソナルトレーニングジムのマネージャー兼
トレーナー、オリンピック選手やプロアスリートへの
運動指導経験を持つ。
現在は、ランナーの為の比較ポータルサイト
「ランコンドットコム」運営責任者を務めながら、
ストレッチ専門店「ストレチックス」のアドバイザー
としてストレッチメニュー開発・監修等、
トレーナー育成・支援を中心に活動。

関連資格:
JATI(日本トレーニング指導者協会)認定
トレーニング指導者
健康運動実践指導者
ホームヘルパー2級等

情報

プロフィール2


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http://stretchex.jp/

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http://www.run-con.com/

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