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医療業界の異端児、風見さんの今後の理想

(インタビュアー小川)●風見さんの今後の理想についてお聞きしたいです。

(風見さん)僕の理想は、「医療にお金をかけない」ということなんです。
来た人が治療に来て、お金を請求しない。

そもそも、接骨院が集客をするって、おかしくないですか?

怪我して困ったときに行けばいものに、
「怪我してませんか?」って営業電話かけたりDMを送ったりするのって変ですよね。

だから僕の理想は、本当に必要な人に必要な医療を届けるということなんです。

まずその一歩として、うちはスポーツの現場に、
スタッフを送り込んでいます。

練習や試合中に怪我した選手に対してうちのスタッフが処置し、
その後はうちの接骨院に行ってもらう。
そうすれば、本当に必要な人に必要なタイミングでうちの接骨院に来てもらえるんです。

この仕組の先にあるのは、
僕が新しく実現をさせたい、「公務員トレーナー」制度なんですよ。

学校にトレーナーが常にいることで、
怪我をしたらすぐに専門の接骨院に送り込める。

足の怪我だったら足専門の接骨院に、膝だったら膝に強い接骨院に。
学校のエリアごとにそれぞれ専門の院がある。

地域密着型の接骨院や病院と学校が提携して、適切なマッチングを
させるのが公務員トレーナーの役割として機能すれば、
とても良い仕組みだと思いませんか?

僕は、学生がちゃんと接骨院に行くような世の中がベストだと思っています。
そして、大人になってデスクワークをするような人たちが、
予防や健康維持のために、マッサージやストレッチ専門店に行くべきだと
思っています。

●風見さんの会社は、総合医療会社として様々な取り組みをされていますが、
最近OPENされた、アースなど。


あれは、東里といううちのスタッフがやりたい!と言ったから
立ち上げたものなんです。

うちの会社の特徴は、「やりたいことをやらせる会社」なんです。

東里が、パーソナルトレーナーとしてスタジオを持ちたい!という目標を、
年末に出してくれたので、そうか、じゃあやろうと。

スタッフたちの目標を叶えてあげることが僕の役目なんです。

どんなに儲かりそうな案件をいただいても、
スタッフも僕もやりたいと思わないことはやらないですね。

正論ばかり言っていると、業界の人たちからいろいろ言われますけどね。笑

お前の言っていることは正論だけど、だったら業界全体がちゃんとそうできるように
施策を考えろと。

そこで考えたのが、公務員トレーナーだったんです。

もともと僕は異端児なのでですが、一時期、柔道整復師業界から干されたこと
もありましたね。笑

●干されたんですか??

若いのに調子に乗ってるとか言われましたね。
今から10年前に起業して、ネットで試験対策の塾や講習会を始めたのですが、
僕が柔道整復師の学校に行ってチラシを置かせてもらいにお願いしに行くと、

「あ~そういうのいらないから。噂は聞いているよ。若いのに金儲けに走ってんだろ」って言われて。

無料のメルマガのチラシだったんですが、内容とか関係なく相手にされませんでしたね。
でも今では学校側から声がかかりますね。

●どうして、そんな状態から声がかかるくらいになれたんですか?

とことん出る杭になったからじゃないですかね?
出すぎた杭は打たれないというか。

業界の異端児、風見さんはこうして生まれた

開き直って、とことんやろうと思いましたね。
そしたら、学生から学校側に働きかけてくれるように徐々になっていったんですよね。

やはり継続してきたからというのもあります。
メルマガの読者が5000人いたのが大きかったですね。

●5000人もいるんですか?なんでそんなに読者が増えたんですか?

10年前の当時、業界でメルマガをやってる人なんてほとんどいなかったですからね。
メルマガで問題集を配信したら面白いなと思って始めてみたんです。

最初はたった一人の後輩のためにはじめたんですが、気づいたら
読者が半年で5000人になってましたね。

5000人の読者がいたら、何かできないかなと思って、
「3000円で問題集買いませんか?」ってメルマガで流してみたんですよ。

当日僕、弟子入りしてたんですが、手取り4万円で。

10人申込あれば3万円じゃないですか?
それくらい来ればいいな~って思っていたら、
300人来たんです。笑

びっくりしました。
通帳に3000円が並んでいくのに衝撃でした。

Wordで手作りの問題集をホッチキス止めした簡単な問題集だったんですが、
10人分くらいしか用意してなかったので、急いで300人分印刷してつくりましたね。

その次は、ちょっと欲を出して、1ヶ月間講習をやってみようかなと
思ったんですよ。

4回で8万円の参加費にして、国家試験本番の前の月にやったので、
まあある程度来るかなとは思ってやりました。

会場のキャパが30人だったのですが、
申込が90人来ました。笑

1日で240万円の売上が上がったときに、

「ビジネスって面白い」って思いましたね。
それが23歳のときですね。

18歳から25歳まで修行をして、
26歳から1年間コンサルティング会社で働いた後に独立しました。

●そもそも独立する気はあったんですか?

ありましたが、
もともとは実家に帰って独立しようと思っていました。

でも誘われて、今の会社で東京で独立しました。
なのでうちはもともとWEB事業から始まったんです。

接骨院業界でWEB事業から始める人なんて誰もいなかったので、
完全に異端児として見られていました。
プロフィール


株式会社Pflaster  代表取締役社長
スポーツ外傷専門店「台東すこやか整骨院」代表
ランニングステーション「アース」代表
風見 知希(かざみ ともき) 

医療の総合会社を経営し、医療業界において難しいとされてきた
「医療の理想」を体現し続ける。
ITと医療の融合を強みとし、
オンライン講座を中心に、柔道整復師の育成を実践。
自身の経験を通じて、整骨院の経営・整骨院経営の
コンサルティングも行う。

情報

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■株式会社Pflaster
http://pflaster.co.jp/

■スポーツ外傷専門店「台東すこやか整骨院」
http://www.p-sukoyaka.com

■ランニングステーション「アース」
http://www.run-earth.com/

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