ひざ痛の解決は「お尻を締めるストレッチ」から始まる?
(インタビュアー小川)
●岩井さんのお店には、ひざ痛で来られるお客さまも多いということなんですが、
そもそもひざ痛の原因ってなんですか?
(岩井さん)
姿勢が悪いと、ひざが曲がります。
ひざが曲がると、ももの前側がずっと伸びている状態になります。
そうすると、ももの筋肉が固まり、ひざの関節に負荷がかかります。
その状態が続くと、ひざ痛になって出てきます。
簡単に言うと、肩こりの脚版ですね。
●ももの前だけ伸ばされ続けて、固まってしまうんですね。
O脚はどうですか?
O脚はお尻の筋肉が硬い人がなります。
お尻の筋肉が硬くなると、骨盤がうしろに傾きます。
骨盤がうしろに傾くと、引っ張られて脚が開いてしまうんです。
●骨盤の状態はかなりポイントですね。
骨盤の傾きはとても大事ですね。
腰痛やO脚をはじめ、外反母趾など、
あらゆるところに影響が出てしまいますよね。
●骨盤を正しい傾きに戻すために、日常でどんなことを意識するべきですか?
ストレッチもそうですが、
動かす習慣がないので、まず単純に動かすことが大事ですね。
丸まったり、腹ばいになったり、意識的に骨盤まわりの筋肉が動くような
動作をします。
あとは歩き方ですね。
●岩井さんが考える、正しい歩き方を教えてください。
細かいところを言えばいろいろありますが、
正しいS字姿勢になっているかどうかですよね。
姿勢が正しければ、あとはそこまで細かく意識しなくても
大丈夫だと思います。
強いて言えば、ひざと足がまっすぐを向いているかですね。
骨盤がズレていると、ひざが外や内向きにズレてしまいます。
意識的にお尻を締めるようにするのは良いと思いますね。
●お尻を締める感覚てどんなイメージですか?
例えて言うと、おしっこを我慢する感じですね。笑
●わかりやすいですね。笑
お尻を締めると骨盤の傾きも正常に近づくんです。
締めることで骨盤まわりの筋肉をストレッチすることになるので。
●これはすぐ真似できますね。
お尻って万能なんですよ。
下手にトレーニングをするよりも、
意外に、お尻を締めて生活するほうが痩せたりしますね。
●今日は良いこと聞きました〜!
「お尻を締める」これを日々意識できるかですね。
継続がなかなか難しいんですよね。
だからこそ、ストレッチ専門店に通ってもらいたいですね。
一人だと続かないですからね。
●最後に、ボディストラクチャーにはどんな人が来て欲しいですか?
OPEN当時から言っているのですが、
「65歳の女性」が僕の中で一番来て欲しい層なんです。
●なぜその層なんですか?
このくらいの年齢の方って、
骨格の異常や、痛みが慢性化したり、カラダの悩みが強くなってくる時期です。
そういった方が、健康で楽しく過ごせるお手伝いをしたいと思っています。
健康に不安があると、
周りに迷惑をかけてしまうんじゃないかとか、
将来が不安じゃないですか?
●岩井さんの中で、なんでその想いが出てきたんでしょうか?
シンプルに、
接していて、一番自分も心地良いんですよね。
●その視点も大事ですよね。
岩井さんのやわらかい人柄は、お年寄りの方と相性が合いそうですもんね。
インタビュアー:小川敬司
撮影:平田ちか
場所:ボディストラクチャー
ストレッチ専門店「ボディストラクチャー」
代表
岩井 純(いわい じゅん)
元美容師という、ストレッチトレーナーとしては
珍しい経歴の持ち主。
出身は静岡県菊川市で、美容師を目指し上京。
三年間美容師として勤務していく中、
マッサージの世界に興味を持ち整体師の道を選ぶ。
国家資格を取得するべく、山野医療専門学校へ入学。
学業に専念しながら、職場を4院を掛け持ちし、
多くの経験を得る。
柔道整復師を取得し、卒業後コナミスポーツクラブ内の
あいらぼ整骨院の院長として2年間勤め上げ、
信頼と実績を積む。
2014年、bodystructureを開院。
趣味はマラソン。ハーフマラソンorフルマラソンに
毎月エントリーして仕事前にランニング。
情報
■祖師ヶ谷大蔵のストレッチ専門店
ボディストラクチャーHP
http://www.bodystructure.net/
■ボディストラクチャーブログ
http://bodystructure.jugem.jp/
■岩井さんfacebook
https://www.facebook.com/jun.iwai.3