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カバー画像 基礎知識×ストレッチ

質の高いストレッチトレーナーとはどんな人?


(インタビュアー小川)●パートナーストレッチについてお聞きしたいのですが、
パートナーストレッチの良さはどんな部分だと思われますか?


(長畑先生)まずは、単純に気持ち良いことですよね。
カラダを預けているだけで伸ばしてもらえるんですからね。


パートナー1


●これはユーザーにもっと伝えたいですよね。
ストレッチは気持ち良いということを。



あとは、知識のある専門家だからこそできるストレッチをしてもらえるという点です。
そもそも知識がないと、最適なストレッチをするのは難しいですからね、


●これは僕も感じています。
自分のカラダはどこが問題なのか?
どんなストレッチをすれば良いのか?
素人だとわからないですよね。


1人では絶対できないストレッチを、
パートナーストレッチではできます。


どんなにセルフストレッチを極めても、
1人では限界があります。


ですので、日々セルフストレッチを習慣にし、
定期的にストレッチの専門家にパートナーストレッチを受けることをオススメします。


パートナー2


●トレーナーを育成している長畑先生が思う、
質の高いトレーナーの条件ってなんですか?


まずは、勉強し続ける気持ちを持っているかどうかですよね。
知識や技術に限界はないので、「完璧に極めた」ということってないんですよね。
新しいものもどんどん出てきますし。


一生勉強、その気持を持ち続けられることが良いトレーナーの条件だと思います。


●なるほど。では、お客様にとっての良いトレーナーの条件はなんですか?


それぞれのお客様にとって最適なサービスを提供できることです。
それはストレッチだけでなく、トレーニングも含めて考えられるか。


その人のカラダの状態をしっかり把握し、もし必要なければ、
ストレッチはしなくて良いという判断もできる人ですね。


そうなるためには時間がかかるし、
日々考え続けられる人でなければなれません。


●本質を見れる人ですよね。ストレッチを手段の一つとして考えている人と、
ストレッチがすべてだと考えている人では、判断が違ってきますよね。


パートナー3


そうですよね。
また、ストレッチ一つとっても、いろいろなやり方があります。


筋肉を伸ばすのか、関節包を伸ばすのか、
筋膜を伸ばすのか、皮膚を伸ばすのか、場合によっては神経を伸ばすのか。


何をターゲットにしてストレッチをするのか。
高いレベルになるとこういう次元になってきます。


●今のお話、レベルが高すぎますね。
奥深すぎですね。



極論言うと、マッサージもストレッチと言えなくないですからね。
指で押すことでその部分の筋肉が伸ばされるわけですから。
ダイレクトストレッチという言葉を使うこともあります。


パートナー4


●マッサージもストレッチの一種というのは、僕の中で新しいです。
長畑先生はマッサージについてどう思われますか?


ぜんぜん悪くないと思います。
どれが良い悪いということではなくて、
人によって最適な手段を選ぶということが大切なんです。


●さすがに長畑先生は広い視点というか、本質を見られてますね。
最後にお聞きしたいのですが、現在パーソナルトレーナーとしてフリーで働かれている方が、
ストレッチ店でも働くというのは僕は新しい雇用としてありだと思っています。どう思われますか?


フリーでやっていると、
予約が入らなければ収入は0円です。


でもストレッチ専門店で働いている日は、時給として給料がもらえます。
収入が安定するという面で両立はありだと思います。


自分個人で生活がしっかりできるくらい稼げるようになるまで、
技術を磨く場としてはとても良いと思います。


●独立を目指しながら、経験を積む場として
ストレッチ専門店で勤務をするということですね。

はい。ストレッチ専門店でその先もずっと働けるかというと、
やはり給与の面で難しい部分はありますが。


●パートナーストレッチの良さを広めていくために、
トレーナーの給与面や働く環境の部分は
それぞれのストレッチ専門店がもっと考えていかなければなりませんね。


そこは今後の大きな課題になっていくと思います。


パートナー5


インタビュアー:小川敬司
撮影:平田ちか
場所:すとれっち塾

nakahata

ストレッチ専門店「すとれっち塾」塾長 
日本ストレッチング協会 理事長
早稲田大学教育学部卒業順天堂大学大学院体育学専攻修了
長畑 芳仁(ながはた よしひと)

大阪府生まれ。
専門はスポーツ生理学、トレーニング科学、
ストレングス&コンディショニング。
リコーラグビー部ストレングスコーチ(97~06年)のほか、
多数の社会人・大学のボート部および日本代表ボートチームの
フィジカルサポート、カヌー、競輪、格闘技、ダンス選手等の
パーソナルトレーナーをつとめる。
2001年にストレッチ専門店「すとれっち塾戸田公園店」をOPEN。 数多くのストレッチトレーナーを輩出している。

雑誌ananやTarzanなどのストレッチ企画の監修を務める
ことも多く、自身の著書も多数。

著書
ストレッチまるわかり大辞典(ベースボールマガジン社 )
ストレッチバイブル(ベースボールマガジン社)
勝ちに行くボディマネジメント(山海堂)
勝ちに行くストレッチ(山海堂)
アクティブボディストレッチ(日東書院) 他
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情報

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ストレッチ専門店「すとれっち塾」HP
http://stretch123.com/


長畑さんブログ
http://ameblo.jp/stretch123/

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