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ストレッチの効果・価値とは?全国最多店舗数を誇るDr.ストレッチ代表の黒川社長が語る!

【動画で観る】Dr.ストレッチ黒川社長インタビュー



今では全国60店舗以上(2014年7月時点)に拡大し、
ストレッチ専門店の業界では圧倒的なシェアを誇るDr.ストレッチ。
そのDr.ストレッチを立ち上げた黒川社長は、ストレッチの効果や存在価値をどう感じているのか?
めったにインタビューには応じないという黒川社長に、ストレッチナビが独占インタビュー!


【文章で読む】Dr.ストレッチ黒川社長インタビュー


(インタビュアー小川)●まず一番最初にストレッチの価値についてお伺いしたいのですが、
まず、マッサージとの違いは何んですか?


(黒川社長)基本的にマッサージというのは
症状が出たものに対してアプローチするもの。
要は応急的な手当てをするものです。

ストレッチはどちらかというとそういう状態にしないためのもので、
大きくに言うと体質を改善するもの。

例えばマッサージが肩こりにアプローチするものならば、
ストレッチはそういう体にならない体質をつくること。
そもそもマッサージとストレッチはアプローチする主旨が違うということですね。

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●必要とする段階が違うということですね。
どこか痛かったらマッサージに行って
健康を維持したいって方はストレッチに行くということですか?
では、すでに痛みが出ているいる人はストレッチは受けても効果はないですか?

すでに肩こりをもってる人たちがストレッチを受けたとしても、
意味がないのではなく、

ストレッチを受けると、体質が改善していきますので、
指圧したり、コリそのものにアプローチするというカタチではないですが、
体質を改善しながら肩こりの改善は実感出来ます。

結局やることによって結果的に改善していきます。
そもそも肩こりだからストレッチをした方がいいというより
そうならない体をつくるためにストレッチに通ったら、
結果的に肩こりが改善するということですね。

●根本から治すという感じですね。

そうですね
後で体験してみると分かると思います。

●予防と治療くらい違いますね。

はい、
そのくらい違いますね。

●僕らのサイトではそこをちゃんと説明したかったんです。

スポーツ選手に例えると分かりやすいんです。
アスリートがすごくストレッチを意識しているのは常識ですが、
怪我をしてからではなく、怪我をする前に皆さんストレッチをしますよね。

うちのスタッフもほとんど全員のスタッフが元アスリートで、
必ず何かの競技を学生時代一生懸命取り組んできた人で構成してます。

なので、ストレッチの大切さはよく分かっているんです。
要はストレッチで自分たちが競技人生の中で何かしらの恩恵を受けてきたので、
それでこの業界に入ってきた人が多いですね。

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これは各社考え方があると思いますが
うちは痛みを持っている人に対してというよりも、
やはり体質改善をしてもらって
根本的に姿勢とか体づくりの習慣作りをお手伝いして
その変化を感じてもらうことに喜びに感じて僕らは仕事をしています。

●なるほど。
姿勢も一度じゃよくならないですもんね。

僕らのターゲットは、
痛みが出ている人以外のすべての人が対象になるんです。

肩が重いなとか。
最近運動してなくてちょっと体が重いな。
なんかシャッキリしないな。
なんか姿勢が悪くなってきたな、など。

姿勢改善となるとストレッチだけでなく
筋力トレーニングも必要となってきますが。

例えば猫背の人だったら猫背の姿勢の通りに筋肉がついちゃってるので
仮にストレッチでカラダが柔らかくなって、関節の可動域が大きくなることで
動きやすくなるといった効果はあります。

ただ、根本的に猫背を改善するとなると、
姿勢を起こすための筋肉を付けなければならないとか、
ちゃんと部位のトレーニングをしていかないと簡単に姿勢は治りません。

ストレッチをやってトレーニングをするという順番で、
筋肉の質の改善をしてから筋トレをすることが重要なんです。
なのでストレッチとトレーニングをセットで行うと理想的なんです。

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●筋トレのアドバイスまでやられるんですか

家で出来る簡単な体幹トレーニングくらいはアドバイスしています。
今はトレーニング出来るスペースがないのですが、
今度そういうトレーニングのフィットネスも開けます。

●Dr.ストレッチとはまた別にですか?

はい。

●ストレッチ受けていただいた方に
次はフィットネスに行ってくださいという流れをつくるんですね。

そうですね。

●トレーニングしてからストレッチではダメなんですか?

その人の状態によりますよね。
カラダがすでに柔らかくて、
筋肉を付けても問題ないって人はトレーニングから入ってもいいです。

要はどっちから始めても両方やればいいんです。
ただ、関節の可動域が少ない状態でそこから運動しても
うまく体が動かないと思います。

そもそも運動機能が低下してしまっているので、
そういう人は関節の可動域を広げて、
運動しながら筋トレをした方がちゃんとした筋肉は付けやすいですよね。
悪い状態で筋肉をつけるよりいい状態で筋肉を付けた方が当然いいので。

●なるほど!
話は変わりますが、自宅で自分でストレッチができるのに、
なぜ専門店に行く必要があるんでしょうか?

自分でストレッチをやる状態と、
トレーナーに補助してもらってる状態では得られる体感が全然違います。
例えば自分でグーと伸ばしている前屈ってどういう状態かっていうと、
筋肉には力が入ってますよね?
入っている状態で伸ばしていますよね。
でもトレーナーが伸ばしている時は自分自身は完全にリラックスしてますよね。
この状態が圧倒的な違いを生むんです。

●自分ひとりでリラックスしながら伸ばすって不可能なんですね。

そうなんです、不可能なんです。
要は神経が筋肉に動きなさいよと伝達をしながら、
外の筋肉に力を入れながら中の筋肉を伸ばそうとしても伸びないんですね。
でも完全にリラックスした状態で伸ばしたら中の筋肉までしっかり伸びますよね。

●なるほど、
それが御社で謳っている「コアバランスストレッチ」という話になってくるんですね。

そうですね。
内在筋とよばれる中の太い筋肉を伸ばしていくには、
お客様がリラックスした状態でトレーナーに体を預けて
ストレッチができるかということが重要で、
バランスよく出来ることで体のバランスを保っていくっていうことですね。

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●教えてもらって自分で出来るようになったら
もう通わなくていいんだなって思ってたんですが違うんですね。

そうですね、
なにか機械を使ったりとか、
うまく支点を設けて力を抜くような体勢をうまく作れれば
似たような効果を得られるかもしれませんが。

ただ、全ての関節や筋肉に対してアプローチできるのかというと、
トレーナーがいないと難しいですよね。
あとは脱力した状態で自身の体の重みだけを使ってストレッチができれば、
体が痛まないじゃないですか。
脱力した状態で体の重みをうまく使わせてもらえるのは
当然力を抜かしてくれるトレーナーがいるからですよね。

●凄く明確な理由ですね。
ところで、ヨガとストレッチの違いって何でしょうか?

ヨガもストレッチも共通して言えることは呼吸が大切ということはあります。
リラックスした状態で柔軟性を出さないといけないので。

ヨガとストレッチの大きな違いは目的だと思うんです。
日本で色んなヨガが出ていますよね。
うちもヨガスタジオやってるんですが、
ヨガの本来の目的は、 毎朝ヨガをやりながら体の状態の違いを知ることが一番の目的なんですね。

今は色んなポーズをすることが重要になってますが、
本来の目的は毎日同じ時間に左右対称に同じポーズをすることで、
自分の体の状態を知ることが本来の目的なんです。

●本当の目的を知っている人は少ないでしょうね。

どうなんでしょうかね、
本来ヨガというのは
難しいポーズをするより、同じ時間に同じポーズをすることで

「あれなんか今日は体のこっちが固いな」
「あれ今日は首が固くなってるな」

というように体の違いを知ることがテーマなんです。

体を柔らかくしたいだけでしたら、ストレッチの方が効果的ですよね。
ヨガはもう少し精神的なものが混じってきます。
自分の精神を統一して体を知ってコントロールすることが重要となります。

●本当に当たり前ですが
基本的な知識を深掘りして事業を進めるんですね。

そうですね。
僕は元々そういう先生たちやトレーナーと組んで
共感出来る人たちと一緒に事業開発をしていますので。

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黒川社長プロフ1

Dr.ストレッチ 代表
株式会社フュービック 代表取締役 
黒川 将大(くろかわ まさひろ)

ストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」の創業者。
今や全国に60店舗以上を展開し(2014年6月時点)、日本最多店舗数を誇るストレッチ業界最大手のDr.ストレッチ。
他にも、関東・関西でリラクゼーションサロンの展開や店舗デザイン内装業、また自動車販売業、
日本最大級のテニスポータルサイト「テニス365.NET」など、多業種をまたぎ事業を拡大中。

情報

黒川社長プロフ2


■ストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」
http://docst.jp/

■株式会社フュービック
http://fubic.com/

■「誇れる仕事をする!」黒川社長ブログ
http://ameblo.jp/kurokuro963/

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