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カバー画像 基礎知識×ストレッチ

あなたはカラダを上手く運転できていますか??ストレッチの効果を高める方法


車の運転は教習所で習って、公道を運転出来る様になります。
しかし、車の運転が上手な人もいれば、残念ながら上手くない人もいて、
これは人のカラダにも同じことが言えると僕は思っています。


『ボディワーク』って知っていますか??


心と体を一体として捉え、変化や気付きを意識してカラダに働きかけるテクニックです。

『身体教育』とも言われ、体の不調だけでなく、心の不調も整えます。

少しわかりにくいので、車本体を「体」、運転手を「心」と例えます。


車の性能を上げるのであれば、エンジンを変えたり、タイヤを交換したりします。
事故による傷や凹みは、塗装し直したり、パーツを交換したりして修復します。


それは人間のカラダで言えば、トレーニングやエクササイズで改善したり、
マッサージやストレッチなどで調整したりする事と一緒です。


しかし、それだけでは目的達成、問題解決には至りません。


極端な例ですが、いくら乗用車を上手く運転出来たとしても、
急にF1の操縦や大型トラックの運転は出来ません。
(もっとスピードを出してカーブを曲がる)とか、
(車体の大きさを考慮して運転する)と心に思っても、
実際にはそう簡単に出来ません。


車庫入れで付けてしまった傷であれば、その傷を修復して、
心の中で(今度こそ大丈夫)と思ったところで再発を防ぐ事にはなりません。


同じ運転を繰り返していれば、いずれ車庫入れで傷を付けてしまうでしょう。


どちらのケースにおいてもポイントは運転の仕方を向上させる事です。


それは人の身体にも同じことが言えます。幾ら身体を鍛えても、
目的に対する成果が出ない。幾ら身体を整えても、体の不調和が消えない。


身体を鍛える事や整える事はゴールでなく、あくまでもプロセスであり、
鍛えた体、整えられた体の運転の仕方、使い方を教育しなくては、
ゴールには辿り着けないでしょう。


実はストレッチも同じで、テレビを見ながら自分で行うストレッチングや、
ストレッチ店などで行うパートナーストレッチ中に寝てしまっては、
効果は半減してしまいます。


筋肉が伸ばされるポーズへ「体」を誘導し、
筋肉が伸びている感覚を「心」で味わってこそ、
ストレッチの効果を最大限に引き出せます。


「心」と「体」を一体として捉えるボディワークの考え方を用いた、
ストレッチの効果を高める方法を紹介させて頂きました。ぜひ試してみてください。


2014.11.26
プロフィール

全米ストレングス&コンディショニング協会認定
ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
米国Rolf Institute®認定Rolfer™
日本関節コンディショニング協会ストレッチング講師
大久保 圭祐(おおくぼ けいすけ)

フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動。
身体への探求心から、
アメリカ生まれのボディワーク“Rolfing®”に
惹かれ、渡米してRolf Institute®を卒業する。
トレーニングやエクササイズ、ランニング等の運動
処方、ストレッチングやRolfing等の手技を使って、
クライアントの要望に応える。
幅広い技術と知識だけでなく、プロキックボクサーやモデルとして活動した経験、
数々のマラソン大会の出場経験など、自分自身の
実体験を大切にしている。

情報

大久保さん本

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