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ストレッチでうまくリラックスできないお客様には


ストレッチナビをご覧のみなさま

こんにちは。
新見イタルです。

さて、20回目となる今回は

パートナーストレッチの際に
「ストレッチでうまくリラックスできないお客様には、どうアプローチするか?」

についてお話しさせて頂きます。


力を抜く事=
筋肉をリラックス(弛緩)させる事と言い換えられますね。

このコラムでも以前書かせて頂いたように、

筋肉をリラックスさせる事は、
筋肉を伸ばすための絶対条件です。

例えば、この写真のように、
肩甲骨をお尻の方に引き下げるストレッチ、

名称未設定 2

主に僧帽筋上部を伸ばしていくのですが、

その僧帽筋上部に力が入っていたり、
引っ張る際に、お客様が自分で頭を上げてしまっている場合、

ストレッチは成り立たなくなってしまいます。

なぜなら、伸ばしたい筋肉が、
縮まろうとしている(縮まっている)からですよね。


ですので、

「まずリラックスしていただく」

事から始めなければなりません。

そもそも何で、力を抜けないのでしょうか?


確かに、

力を入れる、方が、

力を抜く、よりよっぽど簡単です。


それは、カラダの仕組みとして、

基本的に、筋肉へは、
「縮め」という信号しか出せないからなんです。

筋肉は、

スイッチがオンの状態=縮もうとしている、または縮んでいる状態

スイッチがオフの状態=リラックス(弛緩)している状態

の2つしかありません。


力が入りやすい人は、

「力入れてる(スイッチオンにしてる)つもりはないんだけど、、、」

と本人は思ってるのですが、
オンの状態になりやすいんですね。

なので、うまく施術者が力が抜けるように誘導する必要があります。

何度も言いますが、そうでないと、ストレッチできないですからね。


その方法として、例えば、

一度力をいれてもらって、抜いてもらう
(先にオンの状態を意識してもらって、オフにしてもらう)

息を吐くと同時に、力を抜いてもらう
(吐く時に副交感神経が優位になりやすいので)

・ リラックスを誘導するイメージキューを使う
  (だらーん、ぶらーん、など)

・ カラダをゆする
 (足や腕を持って、ブラブラと)

などがあります。

「息を吸って、吐く時に、ぶらーんと腕を預けてくださいね〜」

など組み合わせて使うと効果が高いですよ。

最後までお読み頂きありがとうございました!

それでは、またお会いしましょう!

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2015.9.23
使用プロフィール

フィジカルコンサルタント
新見 イタル(にいみ いたる)

音楽業界からフィットネス業界へ転身。
会社員時代、長時間の勤務、 不規則な生活による体の不調 (ひどい肩こり、慢性疲労)を解消するため、 様々なエクササイズ、施術を試し、 自分のカラダが改善されていくのを実感し、 「カラダの不調や悩みを持つ方達の役に立ちたい」とトレーナーを志す。 30代〜50代の女性を中心に、パーソナルトレーニング、 ピラティス、パートナーストレッチ、タイ古式マッサージ 、 コーチングなどを取り入れたセッションを提供している。
また、セミナー講師や、ビューティーイベントの企画などを手がける。

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