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肩が凝るのは「動物だから」ってどういうこと??


(インタビュアー小川)●どういった方が肩こりを持っていますか?


(石井さん)年齢問わずですね。僕も当初は高齢者の方の割合が多いのかなと
思っていたのですが、実際には若くても肩こりを持っている方も多いですね。


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そして感じることが、姿勢が悪い方が増えているということです。
デスクワーク、PC作業、スマートフォン、これらが中心の生活の中では
仕方ないのかもしれませんね。


●肩こりの原因はなんでしょうか?


いろいろな原因があると思いますが、一番は、


「筋肉の長さが変わらない状態が続くこと」


すなわち、同じ姿勢でずっといることが一番の原因だと僕は考えています。


「動物」


と書くように、そもそもの人間のカラダは、
動くことで正常な状態を保てるつくりになっています。


適度に動くことがとても大事です。


寝転がるとリラックスできますが、
長時間寝たままだと、つらくなってきますよね?


立ち続けていると座りたくなる。
座り続けると立ちたくなる。


そういうカラダのつくりなんですね人間は。


●「動物」って深いですね。どんなに良い姿勢を保っていても、
同じ姿勢でい続けることは負担なんですね。


その通りです。
また、普段の生活の中では、大きな動作をする機会が少ないというのも、
肩こりなどの症状の原因の一つだと思います。


例えば、ピンとまっすぐ上に手を挙げる機会って
日常生活でほとんどないですよね?


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●ないですね。


そんな人がいたら、かなり目立ちますよね。笑


普段着ている洋服、
ジャケットやスラックス、これもカラダが動かしづらいですよね。


関節を大きく使うことが少なくなっているのが
カラダの不調の原因だと思います。


●ではなぜストレッチがカラダに良いんですか?


まず、普段使えていない関節の動きを出してあげることができることですね。


先ほどの話でもありましたが、
カラダを、最大可動域の範囲で動かすことがほとんどない中で、
ストレッチはその動きを出してあげることできます。


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そして、カラダが硬くなっていることを自覚させてあげることができるのも、
ストレッチの良いところですね。
動かさないとそもそも気づけないですからね。


この前お客さんで、
「私カラダがすごく硬いんですよ」


っていう方に、前屈をやってもらったのですが、
予想以上に硬くて、ご本人がびっくりしていました。笑


そうやって、自分のカラダの状態をチェックできる場として、
ストレッチは良いですね。


●なるほど、まずは現状を知ることですよね。


そうですね。
そもそも現状を知らないと、改善できないですからね。
どうなったら良くなっているのか?がわからないので。


●最大可動域でカラダを動かすことが大事ということですが、
運動ではなくまずストレッチをするのが大切な理由はなんですか?


人って、自分の動かしやすい動き、
すなわち慣れている動きしかしないんですよ。


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以前、海外モノのエクササイズ系のDVDが流行りましたよね。


あれはとても良いコンテンツなんですが、何が難しいかって、
映像と同じ動きを再現することです。


間違っていても指摘してくれる人がいないので、
自分でも合っているのか間違っているのかわからないまま続けるしかないんです。


●自分ではなんとなく真似してやるしかないですもんね。


そうなんです。
自分のカラダの動かし方を知っている人にとっては
効果があるものだと思いますが。


例えば、
お尻のストレッチをしてくださいって言われて、
どうやればお尻が伸びるかってわかりますか?


●初めての人はわからないかもしれませんね。


正しいストレッチを教えてもらえる。
ストレッチ専門店に通う価値はそこがすごく大きいと思います。


骨の長さも、筋肉のサイズも違う中で、
その人のカラダに合ったストレッチを自分でやるのは
かなり高度なことだと思います。


●ストレッチ店に通うべき理由がハッキリしますね。
肩こりには、どんなストレッチが効きますか?


PC作業やデスクワークの方みなさんに教えるのは、


頭を抱えてもらって、
このまま首だけ倒します。


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そうすると、
後頭骨についている筋肉が伸びます。


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これなら簡単にセルフストレッチで、
僧帽筋という首から肩にかけての筋肉を伸ばすことができます。
伸びている場所を意識すると同時に、自分が硬くなってると思う場所を探しながら行うと、より効果的です。


首をゆっくり回したりするのもいいですね。
あとは肩甲骨を回す体操ですね。


小さい動きだと効果が半減してしまうので、
大きく回してください。


●おおげさくらいに大きく動かすことがポイントなんですね。


そうですね。普段大きな動きをすることがほとんどないので。
とにかく一定の姿勢で固まってしまうのがいけないので。


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インタビュアー:小川敬司
撮影:平田ちか
場所:ストレチックス
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ストレッチ専門店ストレチックス
アドバイザー
石井 敦史(いしい あつし)

富裕層向け高級リラクゼーションサロンのフィットネス
エリア責任者、
パーソナルトレーニングジムのマネージャー兼トレーナー、
オリンピック選手やプロアスリートへの運動指導経験を持つ。
現在は、ランナーの為の比較ポータルサイト
「ランコンドットコム」運営責任者を務めながら、
ストレッチ専門店「ストレチックス」のアドバイザーとして
ストレッチメニュー開発・監修等、トレーナー育成・支援を
中心に活動。

関連資格:
JATI(日本トレーニング指導者協会)認定トレーニング指導者
健康運動実践者指導者
ホームヘルパー2級等

情報

プロフィール2



ストレッチ専門店「ストレチックス」HP
http://stretchex.jp/

ランナーの為の比較ポータルサイト「ランコンドットコム」
http://www.run-con.com/

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