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スポーツをしている人が、それ以上にストレッチも頑張るべき3つの理由


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どんなスポーツでも、生まれつき上手く出来てプロ選手並みの腕前がある人なんていません。

世界で活躍している皆さん憧れのあの選手だって、繰り返し同じ動作を練習して巧くなってきたのです。

それで才能が開花したという過程ありきの結果です。

反復練習をすることが運動技能を習得するのに必要なことは言うまでもありませんし、トレーニングの効果が期待できるのもある程度の反復練習があってこそです。

私たちは「巧くなりたい」「強くなりたい」と思えば思うほど、何度も何度も繰り返し練習してしまいます。

指導者・コーチたちも同様で「勝ちたい」「強くさせたい」「巧くなってほしい」という気持ちが高まり過ぎると、長時間練習も当たり前のように行うようになってしまいます。

しかしここに、ひとつの落とし穴ができます。

練習・トレーニングのし過ぎによる「ケガ」です。

オーバートレーニングは強い巧い選手には常に付きまとう問題です。

ここで何が必要なのかというと日頃のストレッチの習慣だと思うのです。

普段、練習に割いていたほんの10-15分の時間をストレッチをする時間に充ててみる。

その発想が、身体を劇的に変えてくれるはずです。

ストレッチには、このような効果があります。

1.可動性を回復する

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筋肉は自ら伸びることができないので、他動的に「伸ばす」必要があります。

反復練習を繰り返していた筋肉たちはいつしか「緩む」ことを忘れて、常に緊張した状態を保ってしまうことになります。

縮こまった筋肉を元に戻すという意味で、ストレッチを取り入れることでパフォーマンスの阻害を防ぐことができるのです。

逆を言えば、常にある一定の可動性をもっている関節は、スムーズな動きを保ち続けることができますよね。

2.疲労回復に役立つ

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ストレッチをすることによって筋肉ポンプが絶え間なく血液を押し出しているような状態になるため、血行が良くなります。

血液に乗って新しい酸素を全身に送りこむことができますし、老廃物は体外に除去する効果があります。

練習やトレーニングの最後にストレッチを取り入れる方が、ギリギリまで練習して疲労を溜めたまま終わりにするより、明らかにコンディションは良くなるでしょう。

毎日の積み重ねですから、続ければ続けるほど差は出てきます。

悪いコンディションのまま次の練習を迎えるよりも、練習直後の10-15分の短いストレッチするほうが、価値があることだと思いませんか。

3.身体を大切にする意識が生まれる

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私がアスリートの指導をしていていつも思うのは、痛みが出始めないと身体の状態を良く保つことの大切さに気づかないということです。

もともと才能がある選手は尚更、もっと早い段階から身体に目を向けて、いつもコンディションを気にしているようになってもらいたいものです。

ストレッチなんて今迄したことがないし、大きなケガを追うまで身体に見向きもしなかった、、、という選手ほどケガに泣きます。

そもそもきちんと整えていれば、ケガをすることもなかったかもしれないのに……

そんな残念な結末は経験したくないですよね。

スポーツを行うことの意義は、スポーツを通して身体の大切さを知ることだと思うのです。

いかがでしたか。

当たり前のことのようで、スポーツ現場ではまだまだストレッチがないがしろにされているのが現状であり、固くなって伸びなくなってしまった筋肉を持つ選手たちに時間が経ってからストレッチを強制させても、すでに「ストレッチ嫌い」になってしまっているんですよね。

身体に良いことがたくさんあるストレッチ、ぜひ短い時間でも良いので、最後のメニューに取り入れて、練習・トレーニングの効果をアップさせましょう!


プロフィール

全米アスレティックトレーナー協会(NATA)公認
アスレティックトレーナー(ATC)
PHIピラティスインストラクター
NASMパフォーマンスエンハンスメント
スペシャリスト
NASMコレクティブエクササイズスペシャリスト
井上 かなえ(いのうえ かなえ)

東海大学卒業後、アメリカネブラスカ大学オマハ校 大学院に留学しアスレティックトレーニング学において修士号を取得。 NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)となる。
日米のプロ、実業団、大学、高校のバスケットボール チームにて専属トレーナーを歴任。
現在、東海大学男子バスケットボールSEAGULLSの アスレティックトレーナーとして活動する傍ら、 パーソナルトレーナーとしてトレーニングや機能改善 エクササイズ、ストレッチン グや栄養指導などをアスリートから一般の方まで幅広く行っている。

東海大学体育学部競技スポーツ学科非常勤講師
ヒューマンアカデミー東京校スポーツカレッジ
非常勤講師
セミナー講師など

情報

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